10月の月報です。月内に書き忘れました。
- 文学フリマ東京の準備
- おもしろカクテル
- ロゴいろいろ作った
いままでの活動報告はタグ: 今月の活動報告 をご覧ください。
11/11(土)文学フリマ東京37 準備
11/11(土)に開催されるイベント「文学フリマ東京37」に出店します。
いつもの文学フリマと違って「土曜日開催」なのでお気をつけください。
文学フリマ東京37
日時:2023年11月11日(土曜日) 12:00 〜 17:00
場所:東京流通センター(東京都大田区)
東京センター「流通センター駅」
※普通(各駅停車)しか停車しない駅なので注意。快速に乗ると羽田空港まで連れて行かれます。
入場:無料
詳しくは「文学フリマ」の公式サイトをご覧ください。
https://bunfree.net/event/tokyo37/
私のサークル「シーサイドブックス」の出店情報はこちら。
建物:第二展示場(敷地内入って右側の建物、コンビニやタリーズが入っていない方の施設)
階:2階(Fホールという名前)
ブース番号:せ-08
名前:シーサイドブックス
Webカタログ: https://c.bunfree.net/e/ayf
出品アイテムについては、別記事でブログを更新予定です。ブログを更新したらここにリンクを追加します。
(2023/11/10追記)出店案内・出品アイテムをブログにまとめました。
無料配布の「海辺新聞」の新作を置くので、買い物の予定がない人も遊びに来てください。
[第二展示場2F・せ-08]文学フリマ東京37出店
イラスト
文学フリマ用のイラストを2件、Twitter企画用のイラスト(12月発表)を1件描いていたので、いま発表できる作品は少ないです。
イメージカクテルのイメージ絵
9月末にキャラクターのイメージでカクテルを作ってくれるバーに行きました。
私が注文したカクテル、同行者の風野湊さん・小町紗良さんが注文したカクテルにそれぞれのイメージ元のキャラクターを添えました。
詳しくはブログ記事(行ってきたレポ)をご覧ください。妙に読み応えのある楽しい記事です。
イメージカクテルを作ってもらったら呼んでないはずの人も来た
無断利用等禁止サインと過去作リメイク
X・小説『Cipher』
転載等無断での二次利用に対して予めサイン等のクレジットを入れておいた方がプラットフォームの管理者としても通報の対応がしやすい という旨の発言を読んだ。
が、油絵を描いている画学生だった頃から、私は自分が描いた絵画のなかにサインを入れることには反対の立場だった(私は自分の作品にサインを入れない芸術的判断をとった)。
(関連する例として「彫刻作品にとって台座は作品に含まれるか」問題や、「絵画に額装するかどうか」問題がある)
時代の要請としてクレジット表記はあった方が無難である。しかし作品にサインを入れるのは納得できない。文字情報として画面の端っこにURLなどを入力するのもダサく、作品を損なう。
ということで、自分が納得してクレジット表記ができるように、完全に図案化されてブランドロゴのスタンプのように利用できる文様を作りました。
ジャズモチーフから1920年代のジャズ・エイジを連想し、当時のアールデコ様式の意匠を参考にしました。具体的なモチーフは、舞台袖のカーテンをイメージしました。
これをあと作品数分つくることになるので気が重い。バンド名のロゴはあるんだからがんばろう。
イラスト自体は数年前の作品のリメイクです。
質問:好きな猫の柄は?
Drive to Pluto
Bass. 青野理史
Vocal./Guitar. 秋山聖
Drums. 田邊徳仁
Misskey.designで募った質問です。(質問はまだ募集中)
それぞれ愛猫が一番ですが、回答者全員字が汚い。
https://misskey.design/notes/9ky04olyuh
ハロウィン絵:渋谷のライブハウスのジャマな柱
前回(2021 ツリー以下4枚)
https://twitter.com/mtn_river/status/1452975913818210306
お菓子は上の開口部からあげていると思われる。
箱の中に入って遊ぶ猫かな?
余談:そもそもライブハウスネタが分かるのか
そもそもライブハウスネタが伝わっているのかについて、軽い投票を実施した。
Twitter (2021)
半数以上はネタの意味が分からない
https://twitter.com/mtn_river/status/1452247867339378688
Misskey.design (2023)
やっぱり同様に半数以上はネタが分からない
ネタが分かるとしても、現地に行ったことのある人は少ない
https://misskey.design/notes/9lf0vs75q1
読者層は「音楽文化自体が好き」だと思っていたが、「音楽文化には馴染みがなく、雰囲気で読んでくれている」人が過半数なんだな〜と。だから「クソ番」が伝わっていない可能性もある。
*クソ番:なにかの正式名称ではなく「クソみたいにひどい整理番号」のこと。
座席指定制でないライブ会場(オールスタンディングや座席自由)では、チケットに記載された整理番号順に入場できる=希望の場所を陣取れる。が、整理番号の数字は運次第であり、ファンクラブ会員の先行販売チケットだからといって必ず若いチケット番号が取れるとは限らない。
逆に整理番号10番などのすごい番号を引き当てても、それはそれで挙動不審になり、開演直前までSNSで奇声をあげる羽目になる。
Misskeyのリアクションで「笑顔になった」と言える人のなかには、クソ番の辛酸を嘗めたことがない(ライブハウスに通ったことがない)から素朴に笑える人もいるんだろうな〜と想像。変な仮装自体を楽しんでくれるならそれでいいけど、ネタが伝わりきらないことの残念さは拭えない。
音楽ファンは「イタズラが怖すぎる」とか「●●には行ったことがあるので笑った」とか、共感のコメントをくれてうれしかった。やっぱりネタが完全に響くと嬉しい。
バンドものの小説シリーズ『Drive to Pluto』は音楽の「お仕事モノ」でもあるので、興味が湧いたひとは現実のライブハウスにも行こう。たのしいよ。
(これに対しては「田舎に住んでいるのでライブハウスに行けない」という反論が考えられる。すると自分のなかではずっと問題になっている「地方 対 東京」の話に巻き戻る。
前回記事:スピンオフ小説「東京、東京」)
というか、読者の大多数がライブハウスに行ったことがあるものだと思って小説を書いているので、作中で文化の説明は薄いor書いていません。
ライブハウスでロックを聴いた経験がまったく無い人が、例えば『ミッドナイト・ヘッドライト』を読んだときに頭の中でどんな像を結んでいるかは気になる。教えてください。
らくがき
X 『Cipher』
https://misskey.design/notes/9kgu3r75bp
水彩っぽい塗りの練習。だめでした
ひじりがにじりよってくる
https://misskey.design/notes/9kpbjlwhzx
https://misskey.design/notes/9kpco2c0c4
出典:創作バンド Drive to Pluto
聖はぜんぜんかわいくない。
0, X 『Cipher』
https://misskey.design/notes/9kqsxysxvy
スタバのハロウィン限定カクテルが真っ黒で、何かの作品を思い出させるというタレコミをもらったので飲みました。
甘かったです。あと、混ぜていくとクリーム(白)と本体(黒)が混ざって灰色のドロドロした液体になり、液状化したXみたいだなあと思いました。
釣り
https://misskey.design/notes/9l0nzxhce6
404ページとかに流用するかも。
ロゴデザイン
漫画『追われるふたり』タイトルロゴ
漫画『追われるふたり』
作者:汐崎しお 様
作品URL: https://www.pixiv.net/user/2678236/series/49250
一次創作漫画『追われるふたり』のタイトルロゴデザインを担当しました。
Vtuberの派手でイラストのような(派手で可読性の低い)タイトルロゴではなく、堅実かつシンプルで、さまざまなレイアウトの扉絵に使えるようにというご要望を頂きました。今回は縦組み2種×横組み2種=計4種類のロゴ制作を行いました。
(*デザイナー的にはVtuberの「ロゴ」は「絵」であって厳密な意味での「ロゴ」ではないという指摘もできます)
制作にあたり、クライアントの汐崎様が大事にされていることをたくさんお聞かせいただきました。ヒアリング中はいち「一次創作のファン」としても、興味深く楽しい時間を過ごせました。再度お礼申し上げます。
このタイトルロゴが漫画『追われるふたり』の展開や世界観を彩るものになれば幸いです。ご依頼ありがとうございました。
SeasideBooks ロゴ
うちの屋号のロゴです。今まで「Raleway」ベタ打ちだったのを「Work Sans」ベースで作り直しました。
Ralewayを使った混植やWebデザインがイマイチ難しく、Work Sansの方がフォントの使い勝手が良いのがロゴの変更理由です。
旧ロゴから大きく印象をかえないようにしつつ、よく見るとちょっと変で、わずかにちぐはぐな感じにしています。例えば小文字の「e」のクロスバー(横線)が平行な字形・斜めの字形が混在しています。「よく見ると変」「小さな違和感(のまま進行していく)」等の印象は私の作品全体の雰囲気に通じています。
鳥のマークの部分は(海辺なので)渉禽類です。シロチドリだったような。旧ロゴではフリー素材の写真トレスというやる気のないものでしたが、今回は簡略化したシロチドリの絵を描きました。
今後は作品によって鳥の部分を変更して、ロゴを拡張する予定です。たとえば『Cipher』第六版ではカラスをあしらっています。
※サイト内ではまだ反映していません。
小説『Cipher』タイトルロゴ
小説『Cipher』が今回で第六版となったので、デザイン面で手を加えました。
今まで「Trajan」のベタ打ちだったタイトルロゴを調整しました。
変更点
- 「C」のセリフ(うろこ)の斜めのラインを強調する。登場人物0(スラッシュつきゼロ)の文字や、刃物などの鋭い印象を与える。
- 「R」に「P」と同様の隙間をつくる。Rの払い線に優美な印象を足すと同時に、溶けて消えていきそうな印象を与える。
- 「H」のクロスバー(横線)の中央を細めて、繋いでいた手が解ける・橋が崩落する・消えていく ような印象を与える。
変わらない点
- ベースのフォント「Trajan」(Trajan Pro から Trajan Pro 3 に変更。ウェイトが増えた)
Trajanは1世紀のローマ帝王トラヤヌス帝(Trajanus)の代に彫られた碑文を元に制作されたフォント。格調高く重厚で、DTP(PCでのデザイン制作業務)が浸透しはじめたころのハリウッド映画のタイトルなどにもめちゃくちゃ使用されている。『タイタニック』などがそうだったはず。
以上のルーツから、権威的・男性的・オールドな印象を与え、石に彫った文字をもとにしていることから作中の石畳の街並みの風景にも調和する。古代ローマから劇場を想起させる点や、多くの映画のロゴに採用されている点もマッチしている。
9年前『Cipher』を作ったときには多分そこまで考えていませんでした。Trajanを選んだ直感が妙に冴えていたと思います。(「あとから辻褄が合う」のは私の作品ではよくあること)
※サイト内ではまだ反映していません。
いただきもの自慢のコーナー
有智子さん:0
出典:小説『Cipher』
作品ページ: https://misskey.design/notes/9kff3svety
すごい……タダでいっぱいもらってしまった……こんなことが……?
画面について私の立場からなにか言うのはフェアじゃないと思ったので黙ります。(作品鑑賞とは、作品と読者との関係性であるが、作者と読者はどうしても対等の立場になることができない)
つなぎとめる糸のいくつかは千切れているようにも見え、全て千切れたとき、自由になるというよりも倒れるのではないかと、画面を予想します。
物語やキャラクターをとても大事にして頂いて嬉しいです。ありがとうございました!
とわなみさん:土家と愉快な仲間たち
出典:ロックバンド 環-Tamaki-・バンド紹介
作品ページ: https://misskey.design/notes/9kz93fin9k
言うだけタダの精神で土家ひとりを描いてくれたら嬉しいな〜と思ってリクエストしたら、メンバー全員を描いていただき驚きました。ただでさえ嬉しいのに4倍嬉しいです。
画面の色が暗いからダークな印象をうけるという単純な話ではなく、なんだか説明しづらいアンニュイさが漂う表情とポーズで、めっちゃカッコイイな〜と思っています。
「仲良しグループ」ではなく、独立した個人たちによる力の拮抗を感じられて、緊張感を感じられる画面なのも良いです。
ありがとうございました!
小説進捗
やばんちゅ。
終わりに
文学フリマ準備でまたブログを更新することになると思います。
(2023/11/10追記)11/11土曜日開催・文学フリマ東京の出店案内・出品アイテムをブログにまとめました。
[第二展示場2F・せ-08]文学フリマ東京37出店
それではまた。