寒中見舞いの絵をネットプリントで配信します。
セブン-イレブンのマルチコピー機でプリント予約番号を入力してください。
追記:配信期間は終了しました。ありがとうございました。
プリント予約番号:79377833
仕様:はがきサイズ・カラー・60円
期限: まで
どうか皆様が暖かく、何物にも脅かされることなく過ごせますように願います。
絵に描いた舞台は小説『Drive to Pluto』に登場する無国籍ラーメン店「ワール堂」です。
登場作品:『Without Your Sound』など
メニュー一覧(暫定)はこちら。
https://misskey.design/notes/9d7wa4mmd3
ネットプリントの配信終了後、Drive to Pluto メンバーが食べているメニューや店内装飾の詳細をこのページに加筆します。
追記 2024.01.20 絵の公開
眺めていて楽しくなる、にぎやかな画面を描くことができてよかったです。
ネットプリントで受け取ってくださった皆様 ありがとうございました。
絵のあとがき
食べてる人
左から、田邊・聖・青野(Drive to Pluto)
食べる量は、青野(出されたら出された分だけ全部食べる)>田邊(体格相当)>>>聖(ぜんぜん食べない)
紹介:創作バンド紹介まとめ
田邊クンの注文
ふつうに食う。
日本ラーメン(みそ)
安牌の味噌ラーメン。チャーシュー多め。追加トッピングで味玉。
ミニピロシキ(たまに辛い)
ロシアンルーレット形式なのでたまに辛い。けど慣れてくれば食べられる辛さ。ランダム仕様なのでシェアを断られる。
登場:『Without Your Sound』
聖クンの注文
ぜんぜん食べない。飲み物だけでもいい。
取皿
トクの味噌ラーメンを一口貰った。追加トッピングで味玉。
クリームソーダ
かわいい。
青野クンの注文
めっちゃ食う。
麻婆ラーメン(甘口)
通常の麻婆ラーメンは信じられないぐらい辛い。甘口オプションをつけることでマトモな味になる(この店の「甘口」は一般的な「中辛」程度)
登場:『Without Your Sound』『聖のサイケなあさごはん』
チャーハン
半チャーハンではないフルサイズのチャーハン。たぶんちょっと配ったはず。
餃子(6個)
焼餃子。1個ずつ配ったはず。
ほか注文
ドラゴンフルーツ(サービス)
2024年が辰年なので微妙に龍要素を入れた・1。
サボテンの実。日本への輸入品は熟す前に収穫し、収穫後に追熟して甘くなる性質がないため、ほぼ味がしないらしい(食べた人曰く「薄めたポカリ」)。
国産のドラゴンフルーツは熟してから収穫するのでちゃんと甘みがあるという噂。
追記:辰年要素でドラゴンフルーツを置くのは些々細さん(@_ntn_slp@misskey.design)のアイディアです。ありがとうございました。
おいしい水
絵を描くにあたってピッチャーの形を調べたんですが、机が結露しないようにピッチャーに高台をつけたり受け皿を置いているんですね。いいプロダクトだと思いました。
ワール堂店内
ワールドマップ
中心が太平洋ではないので、きっと日本の教育用ではない世界地図。店長の出身はどこなのだろうか。
伝説のレムリア大陸
インド洋にあったとされる架空の大陸。
キツネザルはアフリカ中部にしか生息していない珍しい動物だが、インド洋を隔てた東南アジアでもキツネザルの化石が見つかっている。アフリカ中部と東南アジアの動物相が海を越えて類似していることを説明するために、動物学者のフィリップ・スクレーターは、かつてインド洋に大陸があったとする仮説・レムリア大陸説を提唱した(1874)。しかし大陸移動説(1912)、プレートテクトニクス理論(1968)によってレムリア大陸説は否定されている。
一方オカルト(神秘学)の方面でも、ブラヴァツキー夫人がオカルト本『シークレット・ドクトリン』(1888)でレムリアがどうとかの話をはじめる。こうしてレムリア大陸はアトランティス大陸・ムー大陸と並ぶ架空大陸ネタとしてオカルティストの支持を集めるようになった。
……そのレムリア大陸の形はなんと日本の北海道と近似していたんだよ!
つまりアイヌ人は超古代レムリア文明を築いたレムリア人の生き残りで、北海道本島はレムリア人が海に沈んだ故郷の大陸をコピーして作った人工島だったんだ!
アイヌの金塊は実在したんだよ!
な……なんだってー!
参考:レムリア – Wikipedia ほか色々な漫画とか
▼ フィクションでの利用例
このアルバムはほかにもアクエリアンエイジがどうとか言ってるんだけど、オススメ曲は『Evil Line』, 『Ribon No Kishi』です。カワイイ
幻のドラゴンドブネズミ
2024年が辰年なので微妙に龍要素を入れた・2
はい。
でも見た目はたぶんリヴァイアサン(海の怪物)だよね?
はい。
ついでにドブネズミ要素のおかわり
はい。
地球儀
レムリアやらアトランティスやらが無い方の世界地図。
でも、一体どちらの世界が私達の世界なんでしょうね。
チャランゴ(ジャンク)
南米アンデス地方の弦楽器。ボディにアルマジロの甲羅が使われていることもある。
出処もチューニングも怪しいので、こういう雑なディスプレイに使われている。本当はこういう置き方をしてはいけない。
ギターのうまい常連さんがたまに弾いている。
サイン
ラーメン屋と言ったら芸能人のサイン。
でもDrive to Plutoは字が汚い。
モアイ像
渋谷だから(?)
ただの置物ではなく植木鉢の装飾になっており、凹んだ頭頂部にアガベの植木鉢が収まっている設定。
斑入りアガベ(リュウゼツラン)
2024年が辰年なので微妙に龍要素を入れた・3
竜舌蘭(リュウゼツラン)はテキーラの原料としての利用が有名だが、日本では観賞用の品種も多く出回っている。
2024年現在の多肉植物の価格は全体的にバブル傾向にあり(ここ1-2年でちょっと落ち着いた印象)、絵のサイズの斑入りのアガベはまあまあ尖った価格がする。
こんなに油っこくて暗い店内に置いておかずに、日照条件と風通しの良いところに置いてあげてほしい。
万国旗
ワール堂店内には万国旗が飾られている設定でした。
2024年1月現在の情勢では、万国旗に描いた国・描かなかった国が生じることに強い意味が発生し、2001年頃の日本を題材とした小説『Drive to Pluto』ではその意味を背負いきれないと判断しました。
(小説のテキストで「万国旗が飾られている」と表記して具体的な国旗の造形を描かないで済ませる処理は、絵においてはそれを採用することが不可能でした。)
なのでこの絵では万国旗の代わりにガーランドを配置しています。
絵を描いた感想
自分がめでたいと思っていないことに対してめでたい表現ができなかった(そのように描いたところで非常に白々しい表現になった)ので、今回はそのような白々しさに落ちることなく、そこそこににぎやかな画面を描けてよかったです。
前回記事:2023年に描いた絵の反省会
でも笑顔も浮かべずに黙々と食べていることには自分で気付きませんでした。やっぱり愛想がない。
朱色寄り(イエロー寄り)の赤にはイエロー寄りの水色(シアン)を入れたくなるのが自分の配色のクセなのだろうと思いました。
普段濫用しているブラシを使わずに描いてみたり、意欲的に描けてよかったと思います。
ちなみにというか、当然ながら、描いているうちに口の中がラーメンの味を欲して、ラーメンを食べに行きました。
みなさんも(この記事を読んでいるかたも、読んでいない方も)温かいものを食べて暖かく過ごせますように、寒中のお見舞いを申し上げます。