毎月1回のブログ更新を読めばだいたい1ヶ月の活動内容が分かるのコーナーです。ようこそ。
- Drive to Pluto 結成記念日
- 写真を撮った
- 読書している
いままでの活動報告はタグ: 今月の活動報告 をご覧ください。
作品
絵:Drive to Pluto 結成記念日絵
7月7日は小説『ミッドナイト・ヘッドライト』で描かれたロックバンド Drive to Pluto の結成記念日です。
フォトリアル志向ではなくペインティングでライブハウスのリアリズムを描きたいと思いました。パースは守りません。絵として良い絵(良い記述)になっていればそれでいい。
絵の物語としての主題は「ドラマーのところに近寄って弾きに来るベーシスト」です。
オフショット。
FA:姉帯さん・氏家さん(作者:些々細さん)
些々細さん(Misskey.design)の創作バンドマンの姉帯さん・氏家さんをお借りして描きました。
自分は「海」属性の人や「凛としたお姉さん」なキャラクターが好きで、姉帯さんのバックグラウンドの設定を見てどうしても好きになってしまい、この機会に描かせて頂きました。些々細さんが描かれた暑中見舞い絵もとても良いので是非見てください。
FA:世界観でキャラ化(作者:尾猿さん)
尾猿さん(X(Twitter) 鍵アカウント)が主催された「いいねした人を自分の世界観でキャラ化する」で山川をキャラ化して描いて頂きました。記念にそのキャラクターデザインのFAを描きました。キャラ化ありがとうございます!
ネタ絵・らくがき
好きな寿司ネタ(Drive to Pluto)
誰もマグロとかのメジャーどころを好まない。さっぱりめが好きなのかも。
聖:こはだ あまえび あなご ほたて
田邊:えんがわ たこ あなご いくら
青野(大食いのため枚数制限):たい 〆さば ほっき貝 その日一番高いネタ
5分で描くチャレンジ
10キャラクターもよく頑張って詰め込んだと思う
松田くんの毛量は松田くん1.5匹分
もう1匹作れる
ファイネッジ福利厚生(柄シャツ・グラサン手当)
聖(Drive to Pluto)
ヨーロッパ古着のミリタリー系を眺めてたらこういうカーゴパンツがあってかわいかった の絵で、白を基調に水彩絵具ぽい色ムラを出してみたかった彩色の練習です
今月のねずみちゃん
名刺が切れたので増刷しました。腹巻き
如何にも自分は隴西の李鼠である
今後の予定
イベント参加予定
会場・オフラインイベント
2025/9/1(日) 第11回TAMAコミ
(八王子市・東京たま未来メッセ)
申込済
2025/11/23(日) 文学フリマ東京41
(江東区・東京ビッグサイト)
申込済
2026/1/18(日) 文学フリマ京都10
(京都市勧業館「みやこめっせ」)
申込済
オンラインイベント(ピクリエでの開催)
2025年11月01日(土)12:00 〜 2025年11月02日(日) 11:00
紙本祭7|オリジナル紙の本&紙ものマーケット
申込済
2025年11月29日(土)00:00 〜 2025年12月01日(月) 00:00
みすけっと – Misskey系サーバー合同Web同人誌即売会 –
申込済
作品の在庫がある時には通販でも常時販売しています。
気になる作品がありましたら、ぜひ通販をご利用ください。
通販サイトについて(検討中)
BOOTHの手数料値上げのため、この機会に通販窓口を架空ストアのみにしようか検討中です。
そもそもpixiv運営サービスのBOOTHは、倫理上の懸念からできれば使いたくありませんでした。
正式に架空ストアのみに移行する際は改めて告知いたします。なにとぞよろしくお願いいたします。
近況報告
花束を頂いた
小説『シンガロン[DEMO ver.]』を読んだ友達から、小説の感想として花束を頂きました。
『シンガロン[DEMO ver.]』本文に登場する花束の再現(ヒマワリとデルフィニウム)です。
リボンも緑色で、土星のシールを貼ってくれました。
日常で花束を頂くことなんて滅多にないので格別に嬉しいです。小説を楽しんでいただけて何よりです。ありがとうございます。
トイカメラを買った、カメラで遊んだ
3COINSの2750円のトイデジが気になっていたのですが、話題になったころには品切れが続出して購入できませんでした。たまたま在庫を眺めていたら再入荷していたので購入しました。
すべてのディティールが色面に塗りつぶされ、JPGブロックノイズと向き合う感じは嫌いじゃないです。
以下Lightroomでレタッチ済み
まともなデジカメも使っています。
Panasonic Lumix GX7 Mark II
読書をしている
3連休に図書館で色々借りて読んだ。『火星の旅人』が非常に面白かったのでオススメ。
『火星の旅人 パーシヴァル・ローエルと世紀転換期アメリカ思想史』
『火星の旅人 パーシヴァル・ローエルと世紀転換期アメリカ思想史』入江哲朗 著, 青土社, 2020
火星運河説(火星表面には知的生命体がかつていたとする説)を提唱した科学者パーシヴァル・ローエルの伝記。アメリカの「名門貴族」の放蕩息子だった彼は、最初はジャパノロジストとして日本に渡って書籍を記し、著作はラフカディオ・ハーンに影響を与えた(のちにハーンに酷評される)。その後は天文学者に転身して、私財をはたいて天文台を設立し、望遠鏡を通じて火星に知的生命体の痕跡を「発見」。火星運河説は科学的に誤りだったが、人間社会(キリスト教世界)と異なる外世界の文明の示唆・予感はH・G・ウェルズなどのSF作家やホラー作家に大きな影響を与える。彼(の時代)を取り巻く保守対革新、精神対データ、当時の派閥争い、聖書に記された世界観をおびやかすエイリアン=異星の文明または異邦人・移民たち、ローエルの性格の功罪など、いずれの要素も単純な対立構造には収まらない。
もう逆に全部小説です、ドッキリですと言われてもおかしくないほど「変な人」の伝記だった。長めの小説だと思って手に取ると楽しいと思う。伝記なのになぜか終盤に「どんでん返し」の展開がある点も、事実は小説よりも奇なりというべきか。実際SFをはじめとした文芸作品へ多大な影響を与えた点からも「事実は小説よりも奇なり」とはあながち的外れな表現ではないように思う。
『et(エ) 128件の記号事件ファイル』
『et(エ) 128件の記号事件ファイル』松田行正, 牛若丸, 2008
皆大好き牛若丸の本。様々な記号の成り立ちを最高級のデザイン・造本で図説する。よってデザイナーや文字・記号オタク向け。
現在は存在しない地図記号(たとえば「火薬庫」)などが味わい深い。
『言語哲学がはじまる』
フレーゲ、ラッセル、ウィトゲンシュタインによる、「言語とは何か」という言語哲学を親しみやすい平易な言葉でつづった入門書。親しみやすいが、まったくの初学者であるこっちは息切れしました……
ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を手に取るときの副読本としておすすめ。でも先に同著者の 『入門! 論理学』(2006) を読んだ方がいいかもしれない(これはオールタイムベスト)
小説の「真偽」や「価値」はこの本で取り扱う範疇にないが、文学批評の本に答えへの入口が示されていた。
『悪魔の話』
古今東西の「悪魔」の観念を「闇」や「空白」と仮定したエッセイ集。テーマが広範に及ぶせいでやや竜頭蛇尾を感じたが、補遺「ニーチェの妹」で解説されたニーチェの遺稿をめぐるエピソードには冷ややかな恐ろしさを覚えた。古今東西いつでも悪魔なんかよりも人間のほうが邪悪だ。
収録『補遺 ニーチェの妹』要約と感想:
晩年のニーチェの残した断章を妹エリーザベトはおそらくは自己顕示欲から原稿を編纂し、ニーチェの死後に『権力への意志』として発表した。もともとニーチェの原稿はアフォリズム的な断章形式で、編集の仕方しだいで全体の意味は恣意的にいくらでも変えられたため、エリーザベトが発行した『権力への意志』はニーチェ本人の意図よりもエリーザベトの意向が強く反映されている。また晩年のニーチェは精神に異常をきたしていたため、『権力への意志』にまとめられた断章は発狂直前の人間がのこした書き散らしともとれる。
『権力への意志』はアドルフ・ヒトラーの愛読書になった。ナチスが思想のより所にした『権力への意志』の出自が、発狂直前の人間の書き散らしを第三者が自己顕示欲で編纂した本だったと思うと、ナチスの所業と現在のパレスチナのことを考え、どうしようもないやるせなさが募る。
『文学理論 読み方を学び文学と出会いなおす』
『[クリティカル・ワード]文学理論 読み方を学び文学と出会いなおす』, 三原芳秋/渡邊英理/鵜戸聡=編著, フィルムアート社, 2020
読み途中。
批評は、読み飛ばされる部分を注意深く拾い上げて「改めて驚く」営みだと思うが、「驚く」ことは現在の自分が打ち壊されて生まれ変わるプロセスなので、痛みや疲れを伴う。批評を読むことは誰かの驚きを追体験することだが、そういった理由で回避されがち。
批評的に読む「深読み」は時に作者が言ってないことを行間から誤読する陰謀論的な態度・行為に繋がるのではないかと疑っていたが、そのような「妄想的読解」は文中できっちりと否定されていた。(「それが何を語っていないのか・語り得ないのか」(¬A)を知るためには「それが何を語ったか」(A)を精読しなければならないので、誤読にはならないと理解した)
本日の数曲
ポストメタルバンド・Pelicanの2025年のニューアルバム(2025/5/16)を今更聴き、めちゃくちゃ聴きやすい音楽になっていて驚いた。
シューゲイザー、ギターロックが好きな人なら問題なく聴ける作品だと思う。
メタルジャンルへの偏見・とっつきにくさを緩和したい。何がいけないんですかね、いつまでも80年代みたいなデザインのジャケ写で作ってるから?(もはや伝統芸能なのかもしれない)
『火星の旅人』の読書中・読了時に「Thank You Scientist」という気持ちに駆られたので。
(「avengers in sci-fi」という気持ちにも駆られた。安直だが「Mars Vorta」も)(「Drive to Pluto」……。)
ホーンが華やかでどんどん景色の変わる良いプログレ。アルバム全曲この調子なのに通しで聴いても全然飽きが来ない。すばらしい。
レトロフューチャーは破れた夢。
クリック募金の紹介
アラブの諸問題を支援するクリック募金のサイトを紹介します。
https://arab.org/click-to-help/
各トピック(子供への支援、パレスチナへの支援、貧困への支援、難民への支援、女性への支援、雇用支援)に対して24時間ごとに1クリックできます。
サイト訪問者のクリック数に応じて、対応するNPOへスポンサーから募金が送られます。クリックを行うユーザーはお金を払いません。
サイトの購読について
このサイトのブログ記事はRSSで配信しています。RSSを使うことで、SNS等の更新をチェックすることなく記事を購読できます。
RSSの解説は下記記事をご覧ください。
今こそRSSでサイトやブログを購読する方法


![写真:ヒマワリとデルフィニウムの花束(小説『シンガロン[DEMO ver.]』に登場する花束の再現)](https://libsy.net/wp-content/uploads/2025/07/IMG_9060_900-427x640.webp)







