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2022/11/20(日)文学フリマ東京35に出店します。

新作小説本『Solarfault, 空は晴れて』を初公開します。

 

文学フリマ東京35 開催情報

日時: 2022年11月20日(日) 12:00〜17:00 (最終入場16:55)

入場料:無料(※事前予約不要)

会場:東京流通センター 第一展示場+第二展示場Eホール
最寄り駅:東京モノレール「流通センター」駅 ※各駅停車しか止まらない駅です

詳しくは「文学フリマ東京35」の公式サイトをご覧ください。
https://bunfree.net/event/tokyo35/

 

「シーサイドブックス」出店情報

サークル名:シーサイドブックス

配置番号:第一展示場・R-01
第一展示場入口から徒歩5秒! 入口の目の前ちょっと左側です。

Webカタログ: https://c.bunfree.net/e/8WZ

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おしながき

新作小説・作家の「罪」の物語
『Solarfault, 空は晴れて』1700円
・文体:何を読まされてるんだ? という疑問のまま続く
・読後感:さわやか(当サークル比)
・雰囲気:東京郊外、文学を志すダウナー大学生たち
・ジャンル:括弧つきの「恋愛小説」

読者を突き放す「読めない本」
『Cipher』1500円
・文体:穏やかな口調で不穏
・読後感:覚悟を決める
・雰囲気:濡れた石畳、ピアノジャズが流れる静かな夜
・ジャンル:海外翻訳小説風純文学

 


 

作品1:新作・小説『Solarfault, 空は晴れて』

新作小説・作家の「罪」の物語

1700円(即売会価格)・新書判(110×182mm)・192ページ・青色の小口染め加工・扉絵6枚

帯文:“おれが作家(ハルキ)なら きみは記述(エクリ)だね”

2012〜2016年発表のシリーズ「Solarfault」に書き下ろし小説「空は晴れて」を収録した総集編。信用できない語り手の「作家」と「記述(エクリ)」と呼ばれた恋人が繰り返す、虚実のあわいの恋愛小説

 

特設サイト

収録作品『solarfault』『水底の街について』『fragments』の試し読み、目次や書影の公開、通販へのリンクはこちら

https://libsy.net/solarfault

 

文学フリマWebカタログ

https://c.bunfree.net/p/tokyo35/26030

 

あらすじ

新刊・『Solarfault, 空は晴れて』
2012〜2016年発表のシリーズ「Solarfault」に書き下ろし小説「空は晴れて」を収録した総集編。全6話収録・青い小口染加工の本。

収録作1
「solarfault」→Webで全文公開
【「ぼく」(顔の見えない青年)】は小説を書く大学生。何やら怪しげな【青い液体】を飲んでいる。彼は【エクリさん(吊り目のショートヘアの女性)】のことを小説に書こうとするが……?

収録作2
「水底(みなそこ)の街について」→Webで全文公開
大学の先輩の【森澤晴記(青年・「ぼく」と同じ外見で顔が見える)】の家に招かれた【月くん(金髪ポニーテールの人物)】はその帰り道、謎の世界「水底の街」に迷い込む。月は言葉を話す【光(そのへんの街灯そのもの)】に導かれつつ、水底の街からの脱出を目指す。

収録作3
「fragments」→Webで「1章」のみ公開
【彼女(吊り目のショートヘアの女性)】は遠くへ行ってしまった。【「ぼく」(顔の見えない青年)】と彼女はビデオ通話で会話を重ねる。「ぼく」がいる東京では、夜空に投影された謎の文章を解明しようと人々が血眼になっていた。文章の正体は実は……?

収録作4
「あとがき」→書籍掲載のみ
文芸部の後輩の【日本(ヒノモト)(茶髪の吊り目の人物)】は、ロックバンド「SIGNALREDS」【Vo./Gt. 小澤拓人(中折れ帽と無精髭の中年男性、顔は見えない)】に心酔している。週末に文芸部のBBQ会とシグナルのライブを控える日本は【月先輩】たちと共に、卒業した【先輩(森澤晴記)】の【置き土産(青い液体)】をさぐる羽目になる……。

収録作5,6
「fault」「空」→書き下ろし・書籍掲載のみ
秘密です!
【汗をかいて苦笑いする森澤晴記のイラスト】と【わずかに微笑む吊り目のショートヘアの女性のイラスト】

 

ここだけの話

同人誌『スイマー』シリーズでバラバラと掲載していた=まとめ読みが出来なかったシリーズものを一冊にしました。

また、掲載当時は「投げっぱなし」「読者を突き放しで終わりEND」「多くの謎が残り、解釈は一切が読者に委ねられる」ハードな仕様でした(というのも当時「スイマー」では「非・物語」をテーマに小説を書いていたからです)

今回は書き下ろし「空は晴れて」を追加し、一応は読者に「解答」が加えられました。

というわけで私にしてはなんと誇張抜きで10年に1度の読みやすい作品になっています。(文学フリマ初出店が2012年のため、リアルに10年に1度の出来です。10年!!??)

 

こんな人におすすめ

「ファンタジー」と呼ぶほどではないが、例えば村上春樹作品のような「現実の日本が舞台のはずなのに少し奇妙な世界・事象に巻き込まれる純文学」が好きな人

「きさらぎ駅」や「The Back Rooms」みたいな「異界」に迷い込む話に興味がある人(ただしホラーやグロテスクな表現はない)

SCP財団で「情報災害」「反ミーム」「メタ」「語り」のタグがついた報告書が好きな人

夏のうだる暑さや青い海の話を読みたい人

つんとした目つきのクールで思わせぶりな女が好きな人

ファム・ファタールの「 解体 」が見たい人(括弧内はコピーペーストで読めます)

ロックバンド「SIGNALREDS」の小澤拓人(30代)のスカしたインタビュー記事の抜粋が読めるのは収録作『あとがき』だけ!

 


 

作品2:小説『Cipher』

黒い紙に黒い字で印刷された、読者を突き放す「読めない本」。

1500円(即売会価格)・小説・文庫判・184ページ

キャッチコピー:“まるで街自体が大きなお芝居みたいじゃないですか。”

物語を読むことは、時に悲しい事件の追体験であり、 読書によって登場人物のプライバシーは暴かれる。 この本は物語を読み解くという行為自体に疑問を投げかけ、 物語と登場人物、本と読者の関係、 文字が「見える」「読める」ということを改めて考えさせる。

 

特設サイト

本文の約半分(p.96まで)、書影、頂いた感想を公開しています。
通販へのリンクもこちら

https://libsy.net/cipher

 

文学フリマWebカタログ

https://c.bunfree.net/p/tokyo35/4807

 

あらすじ

テーマパークのように娯楽芸術が異常発達し、すべてが観光客のために誂えられた「街」。なかでも演劇は街の一大産業であり、巨大な「劇場」がその権威を掌握していた。

労働者向けの安酒場でピアノを弾くXのもとに、「劇場」の色物舞台俳優・0が来店する。交友をはじめる二人だが、0は日々に疲弊し、Xは離人感を抱えていた。

X:路地裏の安酒場のピアノマン。 優しく穏やかな性格だが、 多くのことに無関心で無感動。甘いものが好き。

0:新進気鋭の舞台俳優。 刃物を思わせる鋭い目をもち、 悪役・色物ばかり演じている。趣味は料理。

 

ここだけの話

ざっくり言うと「男男巨大感情」だが、そういったカテゴリに他人を当てはめることは残酷ではないか? と物語に対して一歩立ち止まるための話です。

しかしながら人は物語るときに損なう何かへの悔いや罪悪感を抱きつつも、これからも物語を編まずにはいられないのだと思います。(『Solarfault〜』は物語を書く者の話です)

私はこれからも物語を編みつづけます。本作はこれからも続く物語についてのステートメントとして、宜しくお願いいたします。

 

こんな人におすすめ

仮想の「西洋風の異界」を読みたい人

私が描いてるシックなスーツのイラストは見たことあるという人(「キャラクター」がどういう「人物」なのか知ってほしい)

重い小説にガツンと脳天を叩かれたい人
……たしかフランツ・カフカは、優れた作品は人の脳天を叩くハンマーだ的なことを言っていたのですが(記憶が曖昧) そんな感じ、だったらいいなと思ってます。

私は本作のことはブロマンスというよりもアーノルド・ローベル『ふたりはともだち』だと思ってますが、どうですか?

 


 

作品3:海外旅行記『連ねたり想う Vol.1 イギリス・アイルランド』

イギリス・アイルランド旅行記 『連ねたり想う Vol.1』

百万円当たってバックパッカースタイルで海外旅行したときのフルカラー写真と日記をまとめた本。本作ではイギリス・アイルランド滞在を掲載。続きはまだありません。

星座の線をつなぐように旅先の情景と知識や作品をつなげていく本。旅行中のフルカラー写真と、毎日の日記が書かれています。紀行文としてだけでなく、日記文学としてもどうぞ。

 

頂いたご感想まとめ

https://min.togetter.com/b8ZzMmr

 

文学フリマWebカタログ

本文サンプルはこちら

https://c.bunfree.net/p/tokyo35/20831

 

通販へのリンク

BOOTH https://libsy.booth.pm/items/2518831

架空ストア https://store.retro-biz.com/i19792.html

 

こんな人におすすめ

イギリス・アイルランドのフルカラー写真を見たい方

全然キラキラしていない貧乏バックパッカーの内省日記を読みたい方

現代美術・音楽・文学に興味のある方

「ナショナリズムに利用される英雄」というモチーフに興味がある方

『Fate/stay night』『Fate/hollow ataraxia』のランサーが好きな人

 


 

フリーペーパー:海辺新聞 2022年11月20日号

無意味にクオリティが高い新聞風フリーペーパーです。

配布場所1:文学フリマ東京35会場

第一展示場・R-01 シーサイドブックス のブースで配布しています。(なくなり次第終了)

配布場所2:通販におまけで添付

・BOOTH
https://libsy.booth.pm/
全作品に添付します。

・架空ストア
https://store.retro-biz.com/profile_o865.html
『Solarfault, 空は晴れて』に添付します。
※『Cipher』『連ねたり想う』は以前に納品したものなので、古いペーパーが同梱されています。

配布場所3:ネットプリント配信

配信場所:セブン-イレブンのマルチコピー機
予約番号:57171820
仕様:A4・白黒・両面設定にしてください
価格:40円 配信日:2022/11/26(土)まで

アーカイブ公開

11/27(日)以降は、当サイト内で画像ファイルとしてアーカイブを公開する予定です。

バックナンバーを公開しました。

海辺新聞(フリーペーパー)バックナンバー

内容

新刊発表2年ぶり 再録+書き下ろし小説『Solarfault, 空は晴れて

風呂場の壁に草 「草生えた」

小説同人誌 表紙デザインを担当→ ことばの学校 第1期生有志

「青汁」所持容疑 大学生逮捕 若者にまん延する危険な「青汁」

観光客失踪相次ぐ 地元「劇場」の協力えられず etc…

見出し一覧は文学フリマWebカタログに掲載しています。
https://c.bunfree.net/p/tokyo35/26616

小説作品『Solarfault, 空は晴れて』『Cipher』の世界観を補足する、新聞記事風のちょっとした情報が掲載されています。

 


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ラジオ配信(Twitterスペース)

Twitter上での音声配信サービスを使って、作品紹介のラジオ配信を行いました。2時間半もありますので、お暇な時にどうぞ。

アーカイブは30日間残るようです(2022年12月18日頃まで)

 

通販はこちら

当日会場に来られない方は、こちらの通販をご利用ください。

BOOTH

架空ストア(委託販売)

 

明日11/20(日)は東京ではあいにくの雨模様らしいです。どうぞご無理なさらずお越しください。

Author : 山川 夜高

山川 夜高

libsy 管理人。DTP・webデザインを中心とした文化的何でも屋。
このサイトでは自作品(小説・美術作品)の発表と成果物の紹介をしています。blogではDTP等のTIPSを中心に自由研究を掲載しています。
お問合わせは contact からお気軽に。

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