2012年11月発行のスイマーズ第一作『スイマー』に、未収録作品と書き下ろしを収録した完全版。
水底から世界を仰ぎ見るような、光とゆらぎの小説集。
収録作:『solarfault』『fragments』
“「この文は嘘である」この文の真偽は?”
“その後の言葉が続かない。”
“ふたりは海へ行った。”
2012年〜2016年発表の小説シリーズ「Solarfault」に書き下ろし作品「空は晴れて」を追加した再録総集編。
虚実の隙間に飲み込まれる信用できない語り手の「作家」と、「記述(エクリ)」と呼ばれた恋人が繰り返しすれ違いまた引き合う、作家の「罪」を描いた虚実のあわいの恋愛小説。
2022年11月20日 初版発行
新書判(110×182mm)・192ページ・小口染加工
オンデマンドプリント
表紙用紙:OKマットポスト 180K マットPP加工
オビ用紙:ペルーラ スノーホワイト 110kg
本文用紙:淡クリームキンマリ 70K 小口染加工
遊び紙 :クラシコトレーシング うす青 52K
収録作1「solarfault」
【「ぼく」(顔の見えない青年)】は小説を書く大学生。何やら怪しげな【青い液体】を飲んでいる。彼は【エクリさん(吊り目のショートヘアの女性)】のことを小説に書こうとするが……?
収録作2「水底(みなそこ)の街について」
大学の先輩の【森澤晴記(青年・「ぼく」と同じ外見で顔が見える)】の家に招かれた【月くん(金髪ポニーテールの人物)】はその帰り道、謎の世界「水底の街」に迷い込む。月は言葉を話す【光(そのへんの街灯そのもの)】に導かれつつ、水底の街からの脱出を目指す。
収録作3「fragments」
【彼女(吊り目のショートヘアの女性)】は遠くへ行ってしまった。【「ぼく」(顔の見えない青年)】と彼女はビデオ通話で会話を重ねる。「ぼく」がいる東京では、夜空に投影された謎の文章を解明しようと人々が血眼になっていた。文章の正体は実は……?
収録作4「あとがき」
文芸部の後輩の【日本(ヒノモト)(茶髪の吊り目の人物)】は、ロックバンド「SIGNALREDS」【Vo./Gt. 小澤拓人(中折れ帽と無精髭の中年男性、顔は見えない)】に心酔している。週末に文芸部のBBQ会とシグナルのライブを控える日本は【月先輩】たちと共に、卒業した【先輩(森澤晴記)】の【置き土産(青い液体)】をさぐる羽目になる……。
収録作5,6「fault」「空」
秘密です!【汗をかいて苦笑いする森澤晴記のイラスト】【わずかに微笑む吊り目のショートヘアの女性のイラスト】
2012年〜2016年発表の小説シリーズ「Solarfault」に書き下ろし作品「空は晴れて」を追加した再録総集編。
虚実の隙間に飲み込まれる信用できない語り手の「作家」と、「記述(エクリ)」と呼ばれた恋人が繰り返しすれ違いまた引き合う、作家の「罪」を描いた虚実のあわいの恋愛小説。
2022年11月20日 初版発行
新書判(110×182mm)・192ページ・小口染加工
Twiiterなどで頂いた『Solarfault, 空は晴れて』のご感想をまとめています。
2012年11月発行のスイマーズ第一作『スイマー』に、未収録作品と書き下ろしを収録した完全版。
水底から世界を仰ぎ見るような、光とゆらぎの小説集。
収録作:『solarfault』『fragments』