2018/10/22(月)〜10/26(金)にかけて、札幌在住の友人といっしょに札幌・登別・小樽を旅行しました。この記事は旅行記をテキトーに脚色してお送りします。全5回の更新です。
前回までのあらすじ
69日欧州一周から帰国した1週間後に札幌を訪問する山川には夢があった。北海道限定亜種のシマエナガに会いたい。
小鳥のいそうな森を見つけた山川たちが次にとる秘策とは……?
登場人物
山川夜高 (山川)
犬か猫の二択なら鳥派。こんなペンネームのくせに野生のヨタカを見たことがない。札幌2日目の朝、目覚ましを止めて最初に考えたのは「東京は時差何時間だっけ?」(ヨーロッパでは時差あったから……)
ルチアナ (ルッチー) (Twitter: @socono_co)
犬か猫ならどちらかといえば犬派。今の夢は黒いポメラニアンを飼ってスタイリッシュな写真をたくさん撮り、Instagramにupして海外ユーザーと交流すること。犬の名前ももう決めている。
ねずみちゃん×2
今回は出番ありません。
10月23日・札幌
憶測によるおまじない
今回「シマエナガがみたい」と思いつつ、山川は野鳥を見るための準備をロクにしていなかった。シマエナガなんて(有料ガチャ限定とはいえ)★3だから公園で適当に見られるでしょう……と思っていたのだ。
ルチアナ家のリビングで双眼鏡を見つけた。野鳥観察にちょうどいいコンパクトな大きさだ。お借りしたいと考え、「バードウォッチングをするんですか?」と尋ねると、それはルチアナさんのお母様の持ち物だった。
今は使っていないそれは、「大谷選手を見る用」で買ったという。
さて、オンラインゲーム(※)の「ガチャ」で目当てのキャラを引ける確率は、単なる確率で求められる。
ゲーム内の涙ぐましい乱数調整(?)にたぶん意味はないが、今回の★3シマエナガ目当てのバードウォッチングでは、我々も験担ぎのひとつ「フレンドポイント教」をバードウォッチングに試してみよう。
すなわち、
シジュウカラの「混群」を探せ
「シマエナガを探すためにフレポでシジュウカラを引きます」と言い放った山川に対して、文句もなく着いてきたルチアナさんは凄いというか、この人もまた頭のネジが足りない仲間なのだと思う。
FGOのフレポ教の信憑性はともかく、バードウォッチングでは目当ての鳥を探す前に、まずその仲間を見つけるという方法がある。
シマエナガはエナガという野鳥の亜種(北海道限定ver.のエナガ)である。エナガは寒い時期になると、シジュウカラ・ヤマガラ・コゲラ・メジロなどの他の鳥と混群をつくり集団で行動する。
シマエナガと混群を作っている可能性のあるシジュウカラを見つければ、シマエナガも芋づる式に見つかるはずだと睨んだ。
シジュウカラは混群の一員のなかで最も生息数が多く、鳴き声も特徴的で見つけやすい。シマエナガが有料ガチャ★3・スズメを★1とするなら、シジュウカラは★2ぐらいのレアリティだ。
そんなわけで北海道ピックアップガチャ、回していきましょう。
シマエナガは見つかるのか……!?