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この記事はふたつの動機で書かれました。

  • 万年筆を持っていない人に万年筆を買わせ、ついでにインクも色々試させて、沼に突き落としてやろうという魂胆(※私は沼に落ちない)
  • インク沼住人に対する、「インク腐らせました」レポ
  • ほかのひとの「気に入っている道具」に関する記事を読むのが好きなので、ほかの人のお気に入りの文具・オーディオ・洋服などの記事の投稿を触発するため

3つでした。

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1. 万年筆を貰い、インクをカビさせるまでの話

2016年にちょっとした仕事の報酬として万年筆を頂きました。万年筆はPILOTの CUSTOM 98 というショートサイズの製品で、現在は廃盤です。ペン先はEF(極細)で、日記を書くのに使っていましたが、長く日記を書かない期間があり、インクが乾いてしまいました。

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万年筆の内部構造には大きく分けて2種類があり、使い捨てカートリッジを使ってインクを充填している「カートリッジ式」と、インク瓶から吸引機構で充填しているものがあります。吸引機構を使う万年筆には、万年筆と一体化している「吸入式」と、吸引器(コンバーター)が取り外しできる「コンバーター式」があります。後者は、コンバーターを外せばインクカートリッジも使えるので「両用式」とも呼ばれています。
カートリッジは原則、万年筆と同じメーカーのものしか使えません。吸引器を使える万年筆は好きなインク瓶からインクを充填できます。

万年筆用のインクは、(1) 古典的な製法による酸性染料インク(2) 中性染料インク(3) 中性顔料インク に大きく分けられます。

(1) 古典的な製法による酸性染料インク は、鉄イオンとタンニン酸または没食子酸の化学反応によって文字を紙に定着させています。
歴史は古く、4世紀なかばに書かれたとされる聖書の写本も同じ原理で書かれています。そのため、巷では俗に「古典インク」「没食子インク」などとも呼ばれています。(統一された正式な名称はないようです)
耐水性・耐光性を備えている一方、成分に硫酸や塩酸を含むので、万年筆を腐食する可能性があります。高級な万年筆のペン先が金で出来ているのは、ペン先の柔らかさ・しなやかさを確保するだけでなく、インクの酸に耐えるためでした。

このインクは保存性に長けている反面、鉄や合金など廉価なペン先が酸で腐食されるトラブルもあり、扱いは少し難しいようです。メーカーの生産数が減っている一方、古典インクの根強いファンもいます。

現在流通しているインクは、ほとんどが (2) 中性染料インク です。これは酸性古典インクと違ってペン先を腐食しないので、金以外のペン先に入れてもまず問題を起こしません。また、古典インクは鉄イオンの化学反応で色をつけているので、ブルーブラックなどの黒っぽい色しか作れませんが、染料インクは明るい鮮やかな色も表現できます(蛍光色のインクもあります)。
染料インクは古典インクよりもはるかに扱いやすいですが、古典インクとは逆に耐水性・耐光性がほぼ無く、すこし濡らしてしまうだけで文字が滲んで消えてしまいます。そのため、郵便物の宛名書きや、長期保存用の文書には向いていません。

(3) 顔料インク は色鮮やかで耐水性・耐光性にも優れています。しかし耐水性に優れているため、乾いてしまうと水洗いでは洗浄できないという欠点にもつながります。

染料インクは乾いてしまっても水洗いすればなんとかなりますが、顔料インクや古典インクを乾かしてしまったときは、それぞれ専用の洗浄液に漬けるか、万年筆の修理に持っていくことになります。

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私も、最初は染料インクを使っていましたが、ちょっと擦れただけで文字が滲んでしまうのがあまり好きではなく、いまは顔料インクを使っています。金ペンを使っているので古典インクも扱えますが、とりあえず顔料インクを使い切るまでインクの変更はしないつもりです。

インクの多様さにハマってつい買い漁ってしまうことを、万年筆インクのファンは「インク沼」と呼んでいます。特に中性染料インクにはさまざまな色があり、例えば同じ「青色」ひとつでもメーカー毎に色合いが異なるので、理想の色を求め、蒐集欲も生まれてしまうようです。
種類の違うインク同士を混ぜてはいけないし、古典インクを使うためには酸に強い万年筆が必要になるので、新しいインクを使うためにそれ用の万年筆を買い足し、気付いたら高級万年筆を何本も持っていたというコレクターもなかにはいます。Twitterハッシュタグ「#インク沼」は圧巻です。

金ペンはだいたい1万円から買えます(天井にはキリがない)。鉄・合金などその他の素材のペン先なら、国産で1000円を切る価格のものもあり、万年筆購入のハードル自体は下がっています。

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万年筆を頂いたとき、瓶入りの中性染料インクも一緒に頂き、それを吸引して使っていました。放置して乾いてしまった万年筆は水洗いで問題なく復活したので、改めて、同じ中性染料インクを入れました。

しかし、インク瓶をよく見ると、水面に白い小さなものが浮かんでいました。最初は、インク詰め替え時に万年筆を拭いたティッシュが浮かんでいると思い、あまり気にしませんでした。

不思議なことに、瓶を振っても固形物はインクの色に染まらずに白いままでした。
数日後、調べてみると、似たような症状を記録しているブログを見つけました。

水面に浮かんでいるのは カビ でした。
しばらく使わない間に、インクがインク瓶ごとカビていました。

インクには、未開封品でもおよそ2〜3年の消費期限があります。このインクは2016年に頂いたものだったので、消費期限に接触していたのではないかと思います。また、日光・蛍光灯などがあたる明るい場所にインク瓶を置いていると、カビが繁殖するらしいです。

カビは、インクの表面に浮かんでいるコロニーを除去すれば無くなるというものではありません。コロニーは小さなカビが「目に見える大きさの集合体に育っている」状態なので、コロニーが見える時点で液体の中には目に見えないカビが充満しています。瓶ごとカビているのです。

水面には白いコロニーが浮かんでいました。インク瓶を傾けてみると、瓶の側壁に煮こごりのような大きな塊がいくつかあり、水で濡れたわたぼこりのような細いウェブ状の塊も発見されました。(撮る価値もないので写真はありません)

恐らく、インクがカビてからも、万年筆にインクを何度か吸引してしまったと思います。ペンは念入りに水洗いし、24時間よく乾かし、新しいインクに変更しました。カビたインクは水道には流さず、牛乳パックに入れたボロ布に染み込ませて廃棄しました。

万年筆本体にカビが生えてしまう例もあるようなので、そこまで至らなくて本当によかったと思います。

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万年筆の手入れは「毎日使うこと」と言われています。長期間使用しないと、インクが万年筆の中で固まってしまうため、インクの流動性を良くすることが一番のメンテナンスということです。

今回の件は、どう考えても万年筆を長期間放置し、インクをずぼらに管理した私の落ち度でした。毎日書いて、インクを早めに消費することが、万年筆にとってもインクにとっても優しいそうです。

万年筆1本・インク1瓶の管理も失敗する人間がいるのだから、インク瓶を大量に蒐集している「インク沼」の人々はもっと大変だろうな……と想像してしまいました。沼の住民はすごい。


2. でも、2本めの万年筆が欲しい

そういう反省から、いまは頂き物の万年筆(ペン先はEF=極細)と、新しく買った顔料インクだけを使っています。

顔料インクは、東京・蔵前の文房具店「カキモリ」で買ったオリジナルインクを使っています。カキモリではインクスタンドという、好きな色を混ぜてインクを作れるオーダーメイドサービスを行っているのですが、私が買ったのはインクスタンドで間違えて混合したり、余ってしまったインクの在庫処分セールに出ていた色です(通常のボトルインクより少しだけ安い)。カキモリで売られているオリジナルカラー「Slumber」「Comet」に近い紺色ですが、名前のないこのインクが「何色」なのか、分からずに使っています。

問題のカビ入りインク カキモリオリジナル顔料インク

ロルバーンのスリムサイズのノート。濃い色のインクでも裏抜けしないし、ペン先の引っ掛かりも少ない(若干、紙の繊維が詰まることがある)。この品質で400円以下は安いと思います。

1枚目: 問題のカビ入りインク / 2枚目: カキモリオリジナル顔料インク

天沢退二郎 編 (1991)『新編 宮沢賢治詩集』新潮社, P.19-23『心象スケッチ 春と修羅』より「序」

yuruliku ノートパッド (クリームフールス紙)

yuruliku ノートパッド (クリームフールス紙)

ツバメノートとのコラボ商品で、罫線は活版印刷。同じくカキモリオリジナル顔料インクを使用。

天沢退二郎 編 (1991)『新編 宮沢賢治詩集』新潮社, P.68『心象スケッチ 春と修羅』より「報告」

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いまのところペン・インクを買い足す予定は「まだ」ありません。正直に言うと、中字か太字のペンが欲しく、悩んでいます。EFは日記帳やメモの用途に小さな字を書くには良いのですが、手紙や宛名書きには心許なく、もっと太字で「ぬるぬる・するする」書けるものも欲しいなあ……と、物欲に負けそうなここ数日を過ごしています。

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文具メーカーのPILOTが開催する「ペンクリニック」では、PILOTの技術者が同社に限らず他社の万年筆の調子もチェックしてくれます。同様のペンクリニックは、プラチナなどの他社でも開催しています。

カビインクを通してしまった疑惑のある CUSTOM 98 を見てもらいましたが、特に歪みもなく、とても状態が良いとのことでした。
(トラブルも無いのになんで来たの? とも言われてしまった。笑)

ペンクリニックの隣では、筆圧・筆跡測定も開催していました。筆圧・筆跡の速さ・角度などを測定し、向いているペン先を提案してくれるものです。

私も試してみたところ、このような結果が出ました。この結果の人は多いようです。

E型
書く力普通
書く速度早い
字の大きさ小さい
字の形どちらでもない(丸みもなく、角ばってもいない)
特徴ある(右肩上がり)

ここから「太さは細字・中字・太字のどれでも良い」「柔らかめのペン先よりも硬めのペン先の方が向いている」と提案されました。

筆圧・筆跡測定では、手に合うペン先のついでに、なぜか筆跡から判断した性格診断も出ます。性格診断が当たっているかどうかは分かりませんが、フィクションのキャラクター設定には便利かもしれないと思いました。

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会場ではPILOT製品の試し書きもでき、私はMS(ミュージック)というペン先が気になっていたので試し書きさせてもらいました。
MSは楽譜を書くために作られたペン先で、カリグラフィ用のペンのように、縦線は太く・横線は細くなるように設計されています。これで書くと明朝体のように縦線・横線のメリハリがつきますが、いざ試し書きしてみると、普段使いするには縦横のメリハリが極端すぎ、ペン先の当たりが柔らかすぎました。

そこでもうひとつ紹介してもらったのは、SU(スタブ)というペン先で、こちらもMSと同じよう縦横で太さの変わるペン先ですが、MSほど極端に変化しません。MSは明朝体のボールド、SUは明朝体のミディアムという感じです。SUの方がメモにも手紙にも普段使いしやすそうでした。

試し書きさせて頂いたもの

上段: MUニブ / 下段: SUニブ (方眼は1cm四方)

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手紙の宛名書きに使うなら、古典インクか顔料インクを入れる必要があり、もし古典インクを使うなら金ペンを使うことになります。

そうしたらSUニブを買ってしまおうかなとも思いますが、金ペンの価格は、一番廉価なものでも思い切りをつけるには難しいです。

また、SUニブは面白いのですが、普通の中字(M)・太字(B)も試し書きしたところ、手紙や宛名書きの用途であればそちらでも問題ないし、書き心地も悪くありませんでした。SUを選ぶのは完全な自己満足(≒浪費)になります。

というわけで、物欲は解消されぬまま迷い中です。


3. 検討中のもの一覧

最後に、この記事を読んだ人が代わりに沼に落ちてくれるよう祈りながら、検討した商品(※いずれも買っていない)を紹介します。(残念ながら私はOSアップデートのためにSSDを買い足してお金がありません)(あるいは誰か、「銀座伊東屋行ってみた」レポ書きましょう……笑)

  • 実物を購入した「レビュー」ではありません。「検討中のものリスト」の公開です。
  • 長所を○・短所を×・長所にも短所にもなりうる箇所を△で挙げています。いずれも個人的な着眼点です。
  • 商品画像と価格を表示するためにAmazonのリンクを貼っています。リンクをクリックしただけでは広告収入は発生しません。
  • いきなりネットショップでポチるのではなく、実際に購入する前に、文房具店または万年筆専門店で実物を試し書きすることをおすすめします。(PILOTの金ペンは出荷前に動作確認が済んでいると思うので、Amazonで出品されているものでも品質に問題ないと思います。ですが店頭では買った万年筆をその場で整備してくれたり、ケアが充実しているはずです)

ペン部門・基準

  • BまたはSUニブ(優先度:B<SU)
  • 書き心地は固めが好き(MUは柔らかすぎた)
  • コンバーター・カートリッジ両用式である
  • コンバーター・カートリッジの規格が「ヨーロッパ式」だと嬉しい (※1)
  • ネジ式 (※2)
  • かっこいい ←最重要

(※1) コンバーター・カートリッジにはメーカー毎に規格があり、例えばPILOT製の万年筆はPILOT製のコンバーター・カートリッジしか装填できません。しかし海外メーカーでは多くが「ヨーロッパ式」という統一規格を採用しています。海外旅行に万年筆を持っていくとき、文房具店でヨーロッパ式カートリッジを買い求めやすいメリットがあります。

(※2) カチッと止める「嵌合かんごう式」より、ネジ式のキャップの方が、インクの乾燥を防げます。一方、ネジ式のほうがキャップを開けるのに時間がかかるので、とっさのメモには向いていません。古典インクか顔料インクを入れる場合は、感想を防ぐためにネジ式の方が若干向いています。

本当に保存性が必要な文書は耐水性ボールペンで書きます。万年筆はファッションです。 いいんだよ、かっこよかったら。

ペン:PILOT CUSTOM 742 / 743

数少ないSUニブの万年筆。

  • ○ SUニブがある
  • ○ 金ペン=古典インクを使用できる
  • × 金ペン=高額(仕方ない)
  • △ ネジ式キャップ
  • × PILOT独自規格
  • × ダサい(これは我慢できない。キャップクリップのまんまるい雫、ダサくない……?)

ペン:PILOT CUSTOM HERITAGE 912

こちらもSUニブがあります。CUSTOM 742 / 743 よりは洗練された見た目。

  • ○ SUニブがある
  • ○ 金ペン=古典インクを使用できる
  • × 金ペン=高額(仕方ない)
  • △ ネジ式キャップ
  • ○ (同シリーズの CUSTOM HERITAGE 91 を)試し書きさせてもらった時、太さ・重さ・長さがちょうど良かった
  • × PILOT独自規格
  • △ シンプルだが、特別格好良くはない(普通といえば普通)

ペン:PILOT CUSTOM HERITAGE 91 – TY(月夜)

店頭展示品はなかったので、PILOT社員さんの私物をお借りして試し書きさせていただきました(ありがとうございました)。
カタログ写真よりも上品な色合いの、独特のニュアンスのあるブルーグリーンが印象的でした。PILOT製インク「色彩雫」の「月夜」色をイメージしています。

  • ○ 金ペン=古典インクを使用できる
  • × 金ペン=高額(仕方ない)
  • △ ネジ式キャップ
  • ○ 試し書きさせてもらった時、太さ・重さ・長さがちょうど良かった
  • ○ 見た目の色が良い
  • × SUニブはない
  • × PILOT独自規格
  • △ 色はきれいで、シンプルだが、特別格好良くはない(普通といえば普通)

ペン:PILOT PRERA 色彩逢い(いろあい)

こちらは試し書きをしていません。インク沼住人にも人気の廉価な万年筆。

  • ○ SU・MUと似ているCM(カリグラフィ用ニブ)がある
  • ○ 安い
  • × PILOT独自規格
  • △ 鉄ペン(廉価モデルなので仕方ない)
  • × なんか絶妙にダサくて私は苦手(※ 個人の感想です、これが好きな人も沢山います)

ペン:LAMY SAFARI

ドイツのメーカー。Mニブを試し書きしたところ、日本メーカーのBに近く(海外製は少し太めらしい)、鉄ペンの書き心地も悪くありませんでした。
普通にめちゃくちゃ格好良い。スケルトンなのにダサくない。有力候補1。

  • ○ 鉄ペンだが、ペン先の書き心地は良く、持った感じの重さ・太さ・長さも良い
  • めっちゃかっこいい 2018年モデルのオールブラックか、スケルトンがいい
  • △ 嵌合式
  • × LAMY独自規格(ただしPILOT独自規格よりは海外でも入手しやすそう)
  • △ めっちゃかっこいいから皆持ってる……

ペン:Kaweco Skyline Sports / Ice Sports

こちらもドイツのメーカー。とても気になっている。試し書きをしたいが、置いてある店舗が少ないし、試し書きをした暁にはたぶん買ってしまう。有力候補2。

  • すっげえかっこいい スカイラインシリーズのミントか、アイススポーツの透明レッド・透明ブルー・透明ブラックのいずれかが欲しい
  • ○ ヨーロッパ規格製品、ただしショートサイズのみ使用可
  • △ ネジ式 携行用に短くなるが、今使っているCUSTOM 97もショートモデルなので似通ってしまう
  • × 売っている実店舗が少ない
  • × 色違いを集めそうで怖い

インク部門・基準

いま使っている顔料インクを使い切ったら、あるいはもし新しくペンを買い足したら、次に使いたいものです。

  • 耐水性・耐光性優先=古典インクまたは顔料インク
  • 色はブルーまたはブルーブラックならだいたいOK
  • 腐る前に使い切れるよう、25ml程度の小瓶だと安心

さきほど腐らせた瓶は25ml前後の小瓶でした。50mlの瓶を買うのが怖い。

顔料インク:カキモリ オリジナル顔料インク Slumber , Comet / 33ml

(店頭販売のみ)

特に問題なければ今後も使おうと思っているインク。

  • ○ 顔料インク=鉄ペンでも扱える
  • ○ 小瓶
  • × カキモリ実店舗まで行かないと買えないので、交通費を含めると割高

顔料インク:セーラー万年筆 蒼墨 / 50ml, セーラー用カートリッジ有

普通の文房具店でもよく取り扱われている顔料インク。

  • ○ 顔料インク
  • ○ 入手が容易、割安
  • × 腐らせずに使い切れるかという懸念あり

顔料インク:MONTBLANC パーマネントブルー / 60ml, カートリッジ有

  • ○ 顔料インク=鉄ペンでも扱える
  • ○ ボトルインク:最後までインクを充填しやすい構造
  • ○ カートリッジ:ヨーロッパ規格(短)
  • × 割高
  • × 取扱店舗が少ない
  • × ボトルインク:腐らせずに使い切れるかという懸念あり

染料・古典インク:Pelikan 4001 ブルーブラック/ 62.5ml, カートリッジ有

Pelikan 4001 というシリーズで、ブルーブラックのみ酸性(古典インク)、ほかの色は中性染料インクです。

  • ○ カートリッジ:ヨーロッパ規格(長のみ?短・長 両方あり
  • ○ 顔料インクより廉価
  • △ 古典インクなので、鉄ペンの使用は躊躇われる
  • × ボトルインク:腐らせずに使い切れるかという懸念あり

染料・古典インク:R&K ボトルインク Salix / 50ml

文房具系のブログを見ると、妙に評判のいい(気がする)古典ブルーブラック。

  • ○ 淡いブルーブラックで美しい
  • ○ 顔料インクよりも廉価
  • △ 古典インクなので、鉄ペンの使用は躊躇われる
  • × 腐らせずに使い切れるかという懸念あり

染料・古典インク:KWZインク IGインク / 60ml

「IG」の表記があるのが古典インクです。ほかは中性インク。

  • ○ 古典インクの割にカラーバリエーションが豊富(ブルーだけでも#1〜#6まである)
  • △ 古典インクなので、鉄ペンの使用は躊躇われる
  • × 腐らせずに使い切れるかという懸念あり

(おまけ)染料・中性インク:セーラー万年筆 インク工房100色 123

(店頭販売のみ)

セーラーが出しているオリジナルインクの「123」という品番。緑と紫の混ざったような灰色で、紙質によって見える色合いがかなり変わります。
私の代わりに誰か試してください(他力本願)

  • ○ 単に面白そう
  • × 耐水性・耐光性はない

4. おわりに

万年筆を使うと、「毎日書かなければいけない」という義務が生まれるので、日記やメモを継続するには良いかもしれません。

私はインクの耐水性・耐光性を重視しているため、使えるインクが少ないですが、耐水性・耐光性を割り切ってしまえば、選択肢は非常に広いです。特に最後に紹介したセーラー万年筆のオリジナルインクは物凄そうです。沼。

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かねてより、ペン・インク・ノートのような道具のレビューを読むのが好きで、今回は自分でも書いてみました。文具に限らず、愛用しているエディタソフト・アプリケーションや、お気に入りの衣類・靴などの紹介といった、皆様の道具や趣味に関するこだわりをもっと読んでみたいです。

皆も道具に関する日記を書いてください。それか一緒に銀座伊東屋に行って浪費しましょう。

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あとは「室内でも撮影できる明るいレンズの35mmコンパクトカメラ」が欲しいんですがそれはまた今度。

Author : 山川 夜高

libsy 管理人。DTP・webデザインを中心とした文化的何でも屋。
このサイトでは自作品(小説・美術作品)の発表と成果物の紹介をしています。blogではDTP等のTIPSを中心に自由研究を掲載しています。
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