道具を使わない代わりに頭を使い、無限に遊べるという噂もあるが屁理屈の応酬で1試合がめちゃくちゃ疲れるゲーム「語彙大富豪」のリプレイです。

ルール説明・デッキ構築

• ルール説明：語彙大富豪（Togetter）
• 語彙大富豪（シールドパック）
• ランダム単語ガチャ

これまでの戦い

タグ 語彙大富豪 からバックナンバーを読めます。

• 語彙大富豪リプレイその1「ゾンビvs仏陀」：めちゃくちゃ馬鹿が場をかき乱す回
• 語彙大富豪リプレイその2「ポテンシャルvs理論」：理論が不注意に負ける回
• 語彙大富豪リプレイその3「マナー講師vs浦島太郎」：ペンと暴力は同義の回
• 語彙大富豪リプレイその4「強靭なメンタルvsふかふかのお布団」＋1on1「ドーナツvsサイゼリヤ」：盛大に寝過ごした回

私は今回疲れていたのでGM（進行と茶々入れ）に回りました。プレイヤーは4人です。

前回に引き続き勝ち抜け順を控え忘れたうえ、場が流れたときにプレイヤーの札からではなくランダム単語ガチャから新しい言葉を出しています（私が眠かったためのミスです）。

ランダム単語ガチャで出た最初の言葉はこちら。

最初の言葉：大根おろし

食べ物は（たとえ相手がめちゃくちゃ馬鹿でも食事はできるため）そこそこ弱いですが、果たして既に加工済みの食材をプレイヤーはどのように制するのか？

大根おろし ＜ ゴミ箱 ◎

「食べ物を粗末にするな！」

「大根をすったそばからゴミ箱にポイ」

ゴミ箱 ＜ すっとこどっこい ◎

「こいつならゴミ箱から取り出して食うかもわからん」
「すっとこどっこいはゴミ箱も蹴っ飛ばすし無視する」

「いや『すっとこどっこい』どういう意味なの？ 『めちゃくちゃ馬鹿』と同義？」
「罵倒語らしいよ」　

すっとこどっこい ＜ 異世界転生 ◎

「でもそんなすっとこどっこいを輝かせる方法があるんですよ。異世界転生」

「『なにって、俺はゴミ箱から大根おろしを拾って食っただけだが？』」

異世界転生 ＜ 刑事裁判 ◎

「異世界から人間を召喚するのは禁止されていたので裁判にかけられていました」
「こいつすっとこどっこいだから、なんかしらの異世界の法に触れたんだよ」
「異世界では拾い食いは重罪だった」

「異世界転生ならこのイベントでヒロインと仲良くなれるやつかもしれない」

「私は『不思議の国のアリス』をイメージしました」
「たしかに裁判のシーンがあるね」

刑事裁判 ＜ 世界の果て ◎

「法律がなければ刑事裁判もない。刑事裁判を逃れるためには世界の果てまで逃げればいい」

「というか刑事裁判に負けて流刑になったのでは？」

世界の果て ＜ 底なし沼 ◎

「世界の果ては底なし沼でした」
「すっとこどっこいは大変な冒険をしているなあ」
「なろう系よりも昔気質なファンタジー小説っぽい」

底なし沼 ＜ 山 ◎

「山の方がより懐が大きい」
「『山岳の沼沢地』はあるからね」

「『底なし』なのに『山』で埋められるの？」
「異世界の山は底がないものより大きい、のかもしれない」

山 ＜ 地盤沈下 ◎

「山ごと地盤沈下？」
「規模が神々の戦いっぽい」
「隆起したり沈んだり忙しいな」

地盤沈下 …パス

「すっとこどっこいは大変なことになってる」
「底なし沼の時点でもう沈んでるんじゃないかな」
「すっとこどっこいは大根おろしにあたって死んだ」

地盤沈下 …パス

「地盤沈下には屁理屈が通らなそうなのでパス」

地盤沈下 ＞ 異臭 ×

「温泉湧いてる？ 硫黄臭？」
「地盤沈下vs異臭は勝ち負けじゃない気がする」
「いざ自分が遭遇したと考えると、地盤沈下のほうがびっくりする」

〜 地盤沈下で場が流れました 〜

新しい言葉：インターハイ

「皆さんはインターハイに勝ってください」

「じゃあまたアメリカのちからを借ります（前回『ミッキーマウス』『アメリカ大統領のSP』を出した人）」
「あなたのはアメリカデッキなの？」

インターハイ ＜ 全米大号泣 ◎

「インターハイそのものよりインターハイによって生まれた感動で全米大号泣」
「インターハイよりも感動が大きいので全米大号泣の勝ち」

「まあ、本当に泣いているかは怪しいが」

全米大号泣 ＜ 狂気 ◎

「全米が泣いた映画を見ても、狂人は皆が涙するシーンでは泣かない」

「『全米大号泣』自体がある種の集団狂気かもしれない」

「あと、全米が大号泣する名作映画を作れる才能はすなわち狂気とも言えるのではないでしょうか」

狂気 ＜ がん細胞 ◎

「狂気は人間のものなので、人間の病に負けます」

「狂気の人が余命いくばくかというのは怖い。無敵の人と化す」

がん細胞 ＜ エンターテイナー ◎

「がんに侵された人の心を癒やすのはこれですよ」

「話が全米大号泣に戻ってしまった」

エンターテイナー ＜ アナコンダ ◎

「でも、ごめんね」（と言いながら出す）

「巻き巻きされてる」
「アナコンダ、人を食うからね」
「エンターテイナーも丸呑み」

アナコンダ ＜ ガス ◎

「毒殺です。あらゆる生物に有効」

ガス …パス

「いま人体特攻カードしか持ってないからパス」
「アナコンダが死ぬ毒ガスって……？」

ガス ＝ 異臭 【革命成立】

「これは同義ですよ」

【革命】 異臭 …パス

「じゃあパス」

【革命】 異臭 ＞ すぐやる ◎

「いくら『すぐやる』行動習慣をつけてもねえ、ガス攻撃には負けます」
「すぐに窓を開ければ異臭はなくなるかもしれないけど……」
「異臭に気づいた時点でもうガスは吸っているので手遅れです」

「いや、そもそも『すぐやる』ってなに？」
「書店のビジネス書コーナーでよく『すぐやる』って表紙に書かれた自己啓発本が売られている奴です」

「それにしても『すぐやる』は言葉のスコープが広すぎる、漠然としている」
「あまり範囲の広い言葉を使うと因果応報みたいに無効カードになりますよ」

【革命】 すぐやる ＞ スマホ ◎

「まあでも、『すぐやる』決意を折るのがこれ」
「もうだめ」
「二時間溶けた」

【革命】 スマホ vs 言葉狩り 【無効】

「言葉狩りってなんだろうね」
「ここでの『言葉狩り』は、スマートフォンに代表されるインターネット上の出来事のこと？」
「Smartphoneを略すならスマホではなくスマフォだろ、など」

出した人が「通らない気がする。無効」と言ったので無効試合になりました。

【革命】 スマホ …パス

〜 皆スマホに負けられなかったので流れました 〜

新しい言葉：MCバトル

「皆さんはMCバトルに負けてください」

【革命】MCバトル ＞ ぬくもり ◎

「MCバトルは熱い戦いなので、ぬくもりのほうが弱い」

【革命】ぬくもり ＞ 言葉狩り ◎

「言葉狩りにはぬくもりが欠けています」

【革命】 言葉狩り vs 50万リツイート

「最後に残ったのが『50万リツイート』なんだよね〜」
「最後に社会派になったね」

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感想戦

「『というわけで語彙大富豪のリプレイ記事50万RTお願いします！』ってところかな」

「今回は議論の余地が少なく、体力を使わない試合でしたね」

「途中の底なし沼とか山とかの流れがカードゲームのフィールドっぽくて良かった。MTGみたいな」
「あそこは古き良きファンタジーでした」

「5回もやると割とみんなこの場のノリがわかってきて、これは通るだろう・通らないだろうがカードを出さなくてもわかるようになってきた」

「プレイヤーが4人だと評価が2-2で別れちゃうので、ROMを含めて判定する人数は奇数が良いね」

 

というわけで、そろそろ場馴れしてきた第5回戦でした。

何度も遊んでみて、卓のプレイヤーから「2,3ターン目は面白いストーリーが展開できるけど手札が最後の1枚になると苦し紛れになってしまい芸術性に欠ける」という不満が出たため、例えばローカルルールとして『手札7枚スタート・5枚出したら勝ち』を導入しようかと思っています。

あとはスプリット（言葉2枚出し縛り）ルールや、チーム戦（2人で1デッキを共有）のアイディアも出ました。

変則語彙大富豪を遊んだらまたリプレイを書こうと思います。

それではまた次のゲームで！

 

語彙大富豪 リプレイまとめ

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