blog › category: 返信

ムルソーさんから「太陽がまぶしかったから結婚してほしい」とプロポーズされたらどうしますか?
2017/12/14

たぶん前回のやつ由来のご質問ありがとうございます。
(ネタを知らない人へ:ムルソーはアルベール・カミュの小説『異邦人』の主人公です)

申し訳ないけど『異邦人』はムルソー×マリイ固定CP派なのでNGです。

ムルマリ。ムルソー的には結婚なんていう因習はどうでもよく、愛することすら特別なものとは思っていない。でもマリイが結婚を望むなら結婚してもいいと答えます。ムルソーは無関心な割に親切ですよね。

ムルソーライクな制度放棄にフランツ・カフカくんの潔癖さを混ぜた小説『これは物語ではない』の紹介で茶を濁します。

[amazonjs asin=”4790714896″ locale=”JP” title=”晴れた日には『異邦人』を読もう―アルベール・カミュと「やさしい無関心」―”]

質問等はこちらから (clap)

clap から頂いた質問のお返事です。

山川さんの中で、もっとも感銘を受けた小説は、一つ挙げるとすれば何ですか?
2017/12/11

ご質問ありがとうございます。
「感銘を受けた」って「めっちゃ面白かった」ってことでいいんでしょうか。

読む小説は9割以上が海外文学の日本語訳作品です。
海外文学を好むようになったきっかけはフランツ・カフカ『変身』、アルベール・カミュ『異邦人』です。同時期に読んだので一つには絞れません。

[amazonjs asin=”4102071016″ locale=”JP” title=”変身 (新潮文庫)”] [amazonjs asin=”4102114017″ locale=”JP” title=”異邦人 (新潮文庫)”]

両作品に共通しているのは「大変な事態が起きているのに、事態が論理的に説明つかない」点です。

続きを読む
広告 (SPONSORED LINK)

PAGE TOP