年賀状として2019年1月1日〜1月7日にネットプリントで配信したイラストを再配信します。
このイラストは Drive to Pluto の小説『オトノヨキカナ』に連動しています。
イラストは Twitter・Tumblr・Pixiv に転載しましたが、光沢紙に刷られてこその画面を描いたので、小説の記念にぜひ受け取っていただければ幸いです。
プリント予約番号:DUGK8HPL
期間:2019/01/28(月) 〜 02/04(月)
仕様:L版 カラー 30円
セブンイレブンのマルチコピー機(ネットプリント)で印刷できます。
詳しくは公式サイトの 操作ガイド 2.店頭でのプリント をご覧ください。
以下蛇足
「写真」配信について
書籍作品でもこういった「写真」の配信でも、物品が読者の手元に行くことで、物語がただの虚構で終わらずに、あなたの現実に物語=虚構が接点を持つようにと企てています。作品があなたの世界に接続し、あなたが作品に接続する、共謀関係をつくりたいと思いました。
この「写真」は私が描いた絵ですが「写真」と呼びます。
この「写真」は、小説内の経緯を考えればあなたが持っている筈のないプライベートな「写真」がなぜかあなたの手元に届いた、という、時空のねじれを表現したメタ作品です。作品といっても(美術館に飾られた絵画・彫刻のような)大仰なものではなく、ささやかな贈り物です。
「写真」再配信について
ねずみちゃんが言っていることは事実ですが、ねずみちゃんは山川夜高本人ではありません。
「そんなかんたんに復刻すると作品のプレミア感がうすれるんじゃないの」というセリフも真実です。プレミア感というか「ライヴ性」を大事にしたいと思っています。演劇や音楽のライヴと同じく「そのとき行く」という選択は尊いので、それを当時「行かない」選択をした人が結局あとあと同じ価値を受け取るのは、最初に行った人があるいみ損をするのではないかという懸念がありました。
ただ事情をいろいろ考えて、やっぱり再配信する運びになりました。
- 配信期間が1/1〜1/7のたった1週間なのは技術的な都合であり、私が意図した期間ではない
- ネットプリントを受け取った人は1/7までにに写真を受け取り、1/26以降に小説を読む。でも1/26〜に小説を読んだ人も、ネットプリントを欲しくなるだろう
- そもそも「オトノヨキカナ」は1/1に発表する予定の作品だっったところ、26日の発表になり、ネットプリントと時期がずれている
- 年始にインフルエンザにかかってコンビニに行けなかったという方がいた。(怠惰で)行かない選択をした人に対して、感染症などやむを得ない事情でできなかった人には補填したい
- ライヴの貴重性(=プレミア感)がうすれるとしても、残念ながらこの作品の読者数が少ないので、希少性よりも、多くの読者に行き渡るほうが読者も作者も幸せ
- っていうか作者がプリントし忘れていたので、どっちにしろ再度ネットプリントにupする予定だったので、この機会に乗じてプリントしたい方が利用できるようにする
というわけで、さすがに再再配信は無い(またはかなり遠い話になる)ので、今度こそこの機会を利用していただけたらと願います。