fiction › “ 同人誌(単行本) ” の作品

Cipher
Cipher

黒い紙に黒いインクで印刷された「読めない本」。
物語を読むことは、時に悲しい事件の追体験であり、読書によって登場人物のプライバシーは暴かれる。
この本は物語を読み解くという行為自体を問い、物語と登場人物・本と読者の関係・文字が「見える」「読める」(「読み間違える」)ということが一体何であるかを語る。

テーマパークのように娯楽芸術が異常発達し、すべてが観光客のために誂えられた「街」。なかでも演劇は街の一大産業であり、巨大劇場「鴉座」がその権威を掌握していた。
労働者向けの安酒場でピアノを弾くXのもとに、「鴉座」の色物舞台俳優・0が来店する。交友をはじめる二人だが、0は日々に疲弊し、Xは離人感を抱えていた。

PAGE TOP