fiction / 読みもの

これは物語ではない
これは物語ではない

都内某所で起こった幽霊騒動の正体はホームレスの透明人間だった。
成り行きで透明人間と邂逅した青年・帆来くんは、成り行きで喋らない少女・セレスタも拾い、二人を居候として家に迎える。
一方インターネットを通じて、幽霊騒動の行き着く先を探しつづける人々がいた。
数々の行き違い、隠れた因縁、謎の先駆作、存在しない筈の海の気配、それぞれの秘密を抱えながら何でもない生活は続く。

……というのはただのイントロであり、これは物語ではない

Drive to Pluto
Drive to Pluto

1997年結成・2006年に活動停止した架空のロックバンドの「逸話」を掲載。
結成秘話『ミッドナイト・ヘッドライト』(アンソロジー『あげぱん』収録)をはじめ、日常のオフショット、作曲の裏側、幼少時代、そして活動停止までを描く。

本作は『これは物語ではない』act.3で明かされる内容を前提としています。

Cipher
Cipher

黒い紙に黒いインクで印刷された「読めない本」。
物語を読むことは、時に悲しい事件の追体験であり、読書によって登場人物のプライバシーは暴かれる。
この本は物語を読み解くという行為自体を問い、物語と登場人物・本と読者の関係・文字が「見える」「読める」(「読み間違える」)ということが一体何であるかを語る。

テーマパークのように娯楽芸術が異常発達し、すべてが観光客のために誂えられた「街」。なかでも演劇は街の一大産業であり、巨大劇場「鴉座」がその権威を掌握していた。
労働者向けの安酒場でピアノを弾くXのもとに、「鴉座」の色物舞台俳優・0が来店する。交友をはじめる二人だが、0は日々に疲弊し、Xは離人感を抱えていた。

入江にて
入江にて

佐藤芙有とのユニット「スイマー」の同人誌『VANITAS』収録作。

海辺の寒村、出稼ぎの兄が拾ってきた水死体の青年に、留守番の妹は「ヨドミ」という名前をつけて飼い始める。
水死体で孤独をまぎらわす少女の話。

スイマー
スイマー

佐藤芙有とのユニット「スイマー」の同人誌『スイマー Vol.1 完全版』『スイマー Vol.2』に発表した3部作。
現在どちらも完売のため、掲載作はwebで公開しています。

1作目「solarfault」…『スイマー Vol.1』掲載
物書きの青年は、エクリ(“書かれたもの”)という名の女性に恋焦がれる。夏の暑さの目眩に似た、青いシロップによる物語。

2作目「水底の街について」…『スイマー Vol.2』掲載
同じ夏、電車で寝過ごした月は「水底の街」という無人の場所に辿り着いてしまう。月は光とともに青い足跡を追いかける。

3作目「fragments」…『スイマー Vol.1』掲載
幾度かのちの冬、青年は日本、彼女は遠く離れた国外にいた。空に投影された不可解なメッセージと、ある決意をする男の話。

本作の「あとがき」が、アンソロジー『嘘つきコルニクス』に収録されています。

没落インテリ夢小説2015
没落インテリ夢小説2015

2015年のクリスマスに不思議な気の迷いで出来た夢小説4作(登場人物の名前を好きな名前に変換できる小説、おもにキャラクターとの恋愛を楽しむもの)。

Drive to Pluto』より青野、『Cipher』よりX、『これは物語ではない』より帆来、『solarfault』等3部作より森澤が登場させられています。

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