呼吸書房とシーサイドブックス｜旅チケット特設ページ

この本はガイドブックではありません。
もしかすると旅行記でもないのかもしれません。詩集と呼ぶにも何かが足りない。
2011年、半年間の一人旅の合間に書き継いできた言葉たちに、新たに書きおろしたエッセイと言葉、旅先で撮影した写真を加え、一冊の本にまとめました。巻頭にはカラー写真を四枚、国ごとの章扉にもカラー写真を一枚ずつ掲載。
巻末には旅支度のおまけページも。

収録作品

・空っぽな跳躍
・調律グローバリゼーション
・メコンリバー・ヤマハリバー
・コラム：デタムストリート
・氾濫に溺れる
・コラム：哀しき世界一周航空券
・ブルーソフィア・スーツ
・コラム：屋台信仰
・サントリーニの本当の名前
・通学途中のアコーディオン弾き
・コラム：内在する後ろめたさに対する皮肉と自己弁護
・雪の砂漠
・実在よりも美しい造花の為に
・ナショナル・ミュージアム・ライブラリー
・コラム：ファンタジー・ライブラリー・コンプレックス
・君は手ぶらで門を出るつもりか
・フランツ氏への簡潔な報告
・どうして偽物なファンタジー
・コラム：血管がめぐる家
・北ウェールズの赤い海
・コラム：黄昏を見失う
・コラム：親愛なるハワース
・アウロラ
・夏休みとエピローグ

※作品は滞在国順に並んでいます。
シンガポール→ベトナム→インド→トルコ→ギリシア→エジプト→イタリア→オーストリア→ポーランド→チェコ→ドイツ→イギリス→カナダ→ハワイ

サハラ砂漠に憧れて、ひとりモロッコを訪ねたのが2014年春のこと。
その旅の記憶をもとに、八編のお話を書き下ろしました。はたしてこれは旅行記なのか何なのか、エッセイと詩と小説の間をふらふらと彷徨いつつ、言葉の中でもう一度、モロッコを巡ってゆきます。

巻頭と本文中には、旅先で撮影したカラー写真10枚を収録。巻末にはオマケとして、実際の旅行先で掛かった費用などをまとめています。

収録作品

町の話Ⅰ
・古都メクネス、あなたを信じます
・ラララシャウエン、ブルーブルー
・ハシラビード砂漠の畔

砂漠の話
・無音にとどろく人間の声

町の話Ⅱ
・ワルザザートと境を越えて
・マラケシュが呼ぶ雨の音
・カサブランカに会えない

静寂の話
（サハラ砂漠にて）

巻末付記　旅支度のために

貰ったくじが百万円当選し、2018年8月〜10月の69日間イギリスから地中海のマルタへ独り旅をした旅行記。
1冊目のイギリス・アイルランド編では、ソシャゲ（『Fate/Grand Order』）経由ではまったアイルランド神話の英雄（クー・フーリン）の足跡をたずねて国境近くの田舎町やアイルランド独立運動の歴史を辿る。芸術・音楽・そして海に思いをはせるフルカラー日記小説。

収録内容

1. Great Britain

London, 2018.8.7~8.15
Liverpool, 8.15~8.17
York, 8.17~8.19
Glasgow, 8.19~8.21
Edinburgh, 8.21~8.25

2. Ireland

Belfast, 8.25~8.31
Dundalk, 8.31~9.1
Dublin, 9.1~9.7

本文サンプル

ページをめくってみた動画（Twitter）

p.001-010 序文（PDF）
p.011-031 イギリス・ロンドン（PDF）
p.087-123 北アイルランド・ベルファスト（PDF）