act.5

遺失物

category : tags : posted :
【ここまでのあらすじ】

 貰い物の映画チケットでレイトショーを観に出掛けた一行。各々プレゼントされた魚のタイピンや一張羅のワンピースでめかしこみ、端から見ればちょっとしたデートの二人組だったが、当の映画は若手俳優を起用したいだけの汎用極まるジャパニーズ・青春・ムービーにタルコフスキーを一本だけ観てかぶれたような暗喩的美術的フェティッシュ的カルトチック的映像美的風情の雰囲気に憧れ上辺のフインキだけをデコレーションしたようなジャパニーズ・青春・ムービーという散々な出来栄えだった。持ち前の繊細さゆえにマジで反吐が出た帆来くんはその晩ショックで寝込み三キロほど痩せたという。

 彼はなかなか目覚めない。おれは彼を起こさない。彼の社会性など知ったことではない。

 今朝映画の出来についてセレスタと語った。セレスタは「若手俳優を使いたいだけの暗喩的美術的フェティッシュ的カルトチック的映像美的風情の上辺のフインキだけをデコレーションしたようなジャパニーズ・青春・ムービー」に半笑いで頷いたが、一点だけ疑問を呈した。エンドロールのあの歌はその論理の商業主義にはマッチしないと。インストゥルメンタル曲はタイアップするにしては取っ掛かりにくくウケが悪いし、そのバンドは色々実力付きの曰く付きで本物のカルト的存在らしく、つまり若手俳優起用ついでに使うような爽やか青春Jポップでは断じてない。
 天啓的だねとおれは言ったが彼女には典型的と聞こえただろう。細部の意味など知ったことではない。

 ここまでの出来事になにか意味があったんだろうかと考える。朝七時半、少女が、乏しい社会性に導かれて学校に向かう。本当に登校しているのかなんて知らない。
 どちらでもいいさ。見送りながらそう思う。社会性を担うも飲まれるも、同じこととは言わずとも、どちらでもいい。おれが知っているのは、おれにはそのステージは残されていないという現状と展望だった。

 さて。
 窓を開け、風を通す。うっすらと晴れて悪くない陽気である。洗濯物がそよいでいる。好い気分ではないか。
 朝のテレビ番組など点けない。家の中は静かなもので、野外の生活音ばかり聴こえてくる。ソファに座り込んで麦茶を啜っている。麦酒を開けても構わない。

 どちらでもいい。
 ただひたすらに肯定的な意味で。

 意味? 意味は、言葉は言葉上の意味自身しか本来的に含まない。本来的に。何も、起こらない。始まりも、終わりも、あるにはあるが、ぼやけた空気みたいなもので、漫画のような輪郭をもたない。
 どうして見ているんだろう? どうしてきみは言葉から文字の意味以上の人の声や風景を見出しているんだろう。どうしておれがきみに一対一で語り掛けているさまを、きみはこの言葉たちから見出しているんだろう。

 いや、どちらでもいいんだよ。
 今やもう慈しみさえ感じている。

 さあ、肩の力を抜いて、彼が目覚める続きを読もうか。

act.5  141016の夜から朝へ
遺失物

 午前中は掃除に費やされた。彼がなくしものをしたからだった。元来片付いている彼の部屋を一つ一つ虱潰しに捜索していく。ここまで探して鞄か机上に無いのだから、ほかのどこにも無いだろうと、本人が一番自覚している。なくしたのはあの『汀線』の原作だった。薄い文庫本だから鞄に入れて移動中の車内で読んでいた。紛失して困る理由は二つある。

 一 通読しきっていないから
 二 セレスタに貸す約束をしていたから

 そこは生真面目な性格なのでどちらも反故には出来なかった。

 紛失したことを当人が最も疑問に思っている。室内はいつも片付いていて、どこに何を置いているのか常に定められている。読書をするなら自室の机、ベッド、今の机かソファ、仕舞うとしたら普段の鞄か自室の本棚。例外があるとすればキッチンカウンター、家族の寝室、書斎のいずれか。家中を捜索し最後に書斎に着手する。可能性は殆ど無い。自分の本やよく開く本は自室に仕舞うと決めている。書架に並ぶ背表紙を目で追って確かめるが、予想した通り成果はない。室内に無いとすれば本当の本当に紛失したのだろう。大学、電車内、映画館、どこかの駅にでも。問い合わせれば出てくるかも知れない。が、そうまでする気にはなれない。約束を反故には出来ないが、そこまでする程気乗りしない。大したことでもない筈なのに進退窮まってうやむやさばかりが漂っている。第三の疑念が浮上する。果たして自分は本当に本をなくしたのか? と。

 声を掛けず黙って捜索を眺めていたが、頃合いだろうと思い、コーヒーブレイクを提案した。甘めのカフェオレを淹れてやった。所在無いのでテレビを点けると何やらホラー映画が始まるようだった。
『水没した工場跡地に迷い込んだ少女・サラ。そこには姿の見えない異形の者が潜んでい
た──圧倒的CGで魅せる究極の美麗・ホラー・ファンタジー! 果たしてサラは迷宮から生還することが出来るのか!?』
「ほう」
「はあ」
 タイトル『ダーク・イン・ザ・ウォーター』、似たような題名の先駆作を思い出せる。
 人の目には見えないなにがしの怪物が水を掻き分けてヒロインに迫ってくる。その波音と水面の描写が圧巻だという。
 そりゃ凄いねとおれは席を立ち二人分の焼飯を手早く作る。
 映画が始まる。どうせコマーシャルを挟みまくる。
「見付からないか」キッチンから声を掛ける。
「そのうち出てくるのを待ちます」と彼。
「じゃあもう出てこないって意味?」
 映画は吹き替え放送である。翳りのあって大人しげな少女が主人公。『どうかしてるわ』
「つかぬことをお訊きしますが、消えることはあるのでしょうか」
「本が消えたの?」
 ためらいがちに呟くのが聞こえる。「もしかしたら」

 青黒く翳った映像。水の中の異形を示唆するあぶくと波紋のサウンドエフェクト。焼飯はすぐに出来上がる。適当に盛って食卓に並べる。不穏なBGM。訳知り顔のホームレスが忠告に現れる。『ああ……何人も消されちまった……みんな奴の手に掛かっている……誰にも止められない』
「物質が消えるということがあると思ってんの?」
 彼はそうだと示す。
「それはおれみたいにって?」
「つまり」言いにくそうに、視線を映像に向けながら、「超常的な理由によってそのことが起こった。その、跡形もなく物質が消えることや、あるいは物質が目に見えなくなったりすることが」
 突如画面の中で物音がし、映画を見ていた彼は一瞬身を縮める。血文字の発見。『逃レラレナイ』同行した仲間とはぐれてしまった。不穏な予感に振り返る主人公。水没した廃工場。足元の水面がさざ波に揺れ、何者かの接近を知らせる。
 廃工場という割に水面は澄んで奇麗すぎる。
「おれは知らないよ」と彼に伝える。「おれだって全部の状況は分かってない」知らされないんだよ。上映されるまで、クランクアップしてもなお、観客どころか出演者にさえ全貌は隠されていて、全ては監督者の頭のなかというところ。

 超常的な理由で、目に見えない何らかの力が──壁を引っ掻きトタンが裂ける。目に見えない鋭利な刃を携えた何者かが壁を伝って接近する。さざ波立つ水面。立ちすくみ動けない主人公。バシャバシャと激しく波立ち、すぐ傍で同行者(嫌味な態度の同級生の少年)の悲鳴が聞こえるが、刃物の切り裂く音で声は止む。壁の隙間から波紋が伝わる。赤い体液が浸透する。
「死体がさ、溜まってるんだろうな」
 蚊帳の外で声を掛けた。
「誰も来ないんだから片付けられる筈もない。虫が湧いて腐敗する。汚れる。それとももう泥のように沈殿しているのかな。だから上澄みは奇麗なのか」
「水面の撮影はどうしているんでしょうか」
「よく出来てるね」
 水没地帯を避けて主人公はさまよい歩く。濡れた身体を寒そうにしている。行く先で、都合よく白骨死体を目撃する。
 朽ちて抜けた天井から差す光。壁面に這う蔦。錆に彩られた光景。惨殺の気配。冗長な映像。
 生存者の発見。色白薄幸そうな同年代の少女。それとなく、見えざる異形の造形が明かされていく。両手が鎌のように鋭利な異形の神またはその番人らしい。神の土地に工場を建て、その土地を穢したためにそれは怒り、工場は滅んで新たな神殿と化したという解説。導かれ、工場の中枢へ向かう。

「画面ばかり奇麗だね」
 退廃美という奴。
「グロテスクですが」
「嫌い?」
「気分の良いものではありません」
「消そうか」
「いえ、大して見ていないので」
「おれもだよ」リモコンに手を伸ばし、音量をひとつだけ下げる。「そうか、途中で止められるんだ」
「テレビが?」
「決定権をさ、肥大して、何通りかの有限の組み合わせだけど」
 死に瀕する主人公に反してCMが挿入される。血色の良い女性がシャンプーの紹介をする。自動車保険とサラ金と電話会社の広告を挟む。ザッピングしようにも番組数には限りがある。音量の調整と席を立つオン/オフと画面を見る/見ないスイッチが触れることの出来る選択肢としてそこにある。大して多くもない有限通りの組み合わせを自由と呼べるのかは、まあ、でもどうだろう。まだ厳密な問題には至っていないだけで、まだ触れていないだけだ。
 同行する生存者は物静かで端正な顔立ち。意味深長にこの土地の伝説を披露する。『神は怒っている。土地を穢され汚水を流されたことに。この地は千年の古から神聖なる中庭だった』
『水が奇麗だったのね。それを人間が工場に……』
『人間がそこで何を作ったかご存知? ここに来るまでに真っ白な花が水面に咲いているのを見たでしょう? あれはね、このあたりだけに自生しているクロウフットの仲間。それは神聖な花、神の花園。水の奇麗な処にしか咲かないわ……でもそれはね、強力なアルカロイドを含んでいるの。ねえ、人間は何をしたと思う?(哄笑)幻覚剤を生成していたの、この工場で! 神の花を摘んで土地を穢し、快楽のためのまがいものを作っていたのよ。どうかしら? ほら、辺りにも咲いてない? あんまり近くに寄り過ぎない方がいいわ……花だけであてられちゃうかも知れないもの……』
 主人公、めまいに倒れる。ほくそ笑む同行者。CMの挿入。この物語は終わってもいないのに来週の放送の紹介。
『ニューヨークの摩天楼で引き起こされる連続猟奇殺人、その殺意は感染し、第一発見者が連鎖して次の殺人を犯していく……正体不明の殺意の伝染に人類は打ち勝つことは出来るのか!? マッド・フローレン監督、エルフリード・ロゼット主演〈殺害ウィルス〉次週放映!!』
 正直言って飽きている。

「だいたいお話というものの起源ってどれぐらいのものなんだろうね」
「神話?」
「どのぐらい昔のものかな」
 彼が、端末で検索をかける。「メソポタミア神話、紀元前三〇〇〇年」
「エジプトは」
「同じく、およそ紀元前三〇〇〇年」
「じゃあきっともっと古いな。文字伝達の前に口承の物語りがあっただろう」
 お話の続きが始まる。
「これはセンチメンタルみたいなもんだけどさ」
 少女は異形の神の術中、あの生存者は神の巫女を名乗り、見えざる神の膝元にうっとりと身を寄せる。水中に無数の人骨が沈んでいる。
「人がお話を作り始めてから今に至るまで一体何人お話の中で死んでるんだろうな」
 惨殺、悲劇、偶然、自死、墓標の登場、遺体の発見、ゴースト、○万人の犠牲者、数字に封じ込まれた死者。
 巫女が辺りに散乱している髑髏を手に取り撫ぜる。
『なにかを失った怒りは、失ったものと同質以上を奪わないと癒やされないの。あなたとわたしが最後の贄……きっとまた神は長い眠りにつくわ。あなたが尊い犠牲になれば、この悲劇はおしまいよ』
「奪うって、横取りされて失われることを差すんじゃないか。盗まれることだよ」
 刃が迫る。辺りに絡みついて咲いた例の白い花。
「あの本は失ったの、奪われたの?」
 やや間があく。「貴方はどう思うんですか」
「お前はどうなんだよ」
「貴方は、はぐらかす」
「それでどう思う」
「僕は判断を下したくない」

 巫女は発狂的に笑い出す。その場を逃げる主人公。花が足に絡みついて転倒する。怪物の鎌が迫るが間一髪で回避、刃を突き立てられた花が人間のように甲高い悲鳴を上げる。通路へと逃げる主人公。巫女が顔を上げるとその目鼻口から透明な水が溢れ出す。瞳孔が開いている。
「マーライオンか」
『今更どこへ逃げようっていうの? あなたを殺してわたしも死ぬんだから!』
 逃走劇のつづき。刃は鋭利過ぎて、時に壁をも引き裂いていく。金属の擦れ合う音。上がる息。切迫するBGM。『贄の準備は整った。穢された花の数だけ罪なる魂を天に捧げていくの。あなたで最後。清らかな娘の身が新たな花のよりしろとなる。あなたが土となりこの地に──』
「消そうか」
「どちらでも」映画自体にもその選択にも大して興味がなさそうだった。
「惰性で眺めるくらいなら席を立った方がいい」
 巫女の叫びを遮って電源を落とした。
「続きなんてきっとこうだ。主人公追い詰められる。廃材でごちゃごちゃした広場で、ボロい屋根の隙間から月明かりなんか差している。あなたで最後と執拗に言っていた巫女は、主人公の目の前で、そいつに鎌で両断される。血肉が鎌に付着して奴の身体が目に見えるようになる。月明かりに照らされて一瞬おぞましい姿が見える。絶体絶命で逃げ回って腰抜かしてると廃材の山が崩れてくる。序盤のホームレスの仕業で、廃材をくぐりながら二人で工場の外に逃げるんだけど、相手はまだ追ってくる。ギリギリで工場を抜けだして主人公とホームレスは胸をなでおろす。ホームレスは元工員の生き残りか何かで独自に怪異を調べてた。振り返るとただでさえ廃墟だった工場が魔法が解けたみたいにますますボロに朽ち果てていく。登場人物たちは皆花の作用でずっと幻覚を見てたって奴。工場の辺りは湿地帯で、水溜まりに月が映り込んでいる。一件落着ぶじ生還と見せかけて最後に不穏な動きがある。水溜まりの中に奴の影が映るとか、主人公の服に花が生えてるとか、主人公が何か不敵な、取り憑かれたような含み笑いを見せて、おしまい。スタッフロールは途中で切られて、次週の紹介と番組ホームページの紹介。次の番組はテレビドラマの再放送……」
「出てたんですか」
「何」
「今の映画に。あの役で」
「んなバカな」投げ出していた足を組み直す。「デタラメだよ」
「作家だったんですか」
「何が」
「よく短時間で思い浮かびますね」
「いったいそれがどうなんだろうね」

 テレビを消したために現れる静けさ。だからといってどうもしない。宛てがわれたBGMなどこの世には流れない。あるのは誰の意にも反した環境音のみ。
「誰も上手くいかないと思わないか」
 同意を求めてはいない。
「おれもあんたも為政者も本当の希望は叶えられないでいる。いつだって何かが足りず届かない。気付けばまるで違う所に妥協点を見出している。時々我に返る。こんな筈じゃなかったとまでは言わなくても、ためらい、疑念、騙されているような気がしている。こういう風に言えば病名を与えられた時以上にきみはどこか落ち着く気持ちになると思う。きみはもう失われているんだよ」
 彼は指先を眺め時間を持て余している。「その」と言葉を発するための前置きがあり、
「貴方の闘争状態に加担し切ることは出来ない」
「真に受けてくれればいいんだよ。真に受けたあとに信じたりバカにしたりすればいい」
「正直言って貴方はわずかに狂っている」
 目を合わせない。
「同等にきみもそうなんだろうね」
 黙りこんでお茶で唇を湿らせる。
 大丈夫。沈黙は決して冗長には陥らない。
「まあ」、「ライフラインだけは提供します」
「それでいいんだよ」伝わらなくても笑う。「それとありがとう」

99:1

category : tags : posted :

オカルト・不思議だけど取るに足りないことをつらつら流すだけ

1:深淵に巣食う名無し
ほらよ

2:深淵に巣食う名無し
お前がな

3:深淵に巣食う名無し
>>1

4:1
>>2-3 ちょい待ち

5:深淵に巣食う名無し
【このスレッドはポタージュ様に監視されています】

6:深淵に巣食う名無し
懐か死

7:深淵に巣食う名無し
【このスレッドはポタージュ様に監視されています】

8:深淵に巣食う名無し
【このスレッドはポタージュ様に監視されています】

9:深淵に巣食う名無し
【このスレッドはポタージュ様に監視されています】
【このスレッドはポタージュ様に監視されています】
【このスレッドはポタージュ様に監視されています】
【このスレッドはポタージュ様に監視されています】
【このスレッドはポタージュ様に監視されています】
【このスレッドはポタージュ様に監視されています】
【このスレッドはポタージュ様に監視されています】
【このスレッドはポタージュ様に監視されています】

10:深淵に巣食う名無し(サボテン派)
やめろwwww

11:深淵に巣食う名無し
>>7-10
なにこれ

12:深淵に巣食う名無し
>>11 ワカラナイ方ガイイ

13:深淵に巣食う名無し
鮫島の比じゃなかった

14:深淵に巣食う名無し
>>13 馬鹿野郎消されるぞ

15:深淵に巣食う名無し
平成の鮫島事件とも揶揄される…

16:深淵に巣食う名無し
件(くだん)

17:深淵に巣食う名無し
あの……落としものですよ?



    缶. . .




あなたのすぐ後ろに落ちていましたよ?

18:深淵に全裸で巣食う名無し
以降ポタージュスレ

19:深淵に巣食う名無し
【このスレッドはポタージュ様に監視されています】

20:深淵に巣食う名無し
だから何なんだよイメージキャラクターか

21:深淵に巣食う名無し
[https://goo.gl/MJuB1a]

22:深淵に巣食う名無し
な~に、ちょっとしたポルターガイストさ

23:深淵に巣食う名無し
テンプレのように迷宮入りしたよな
あのあとどうなったんだっけ?
釣り宣言もわざとらしかった気が

24:深淵に巣食う名無し
リアルJCだっけ危機感なさすぎ

25:深淵に巣食う名無し
>23:VIIII
>・自販機が勝手に作動する→電気or誤作動
>・夜中声が聞こえる(男)→ただのヨッパライ
>・何人か膝カックンされた→腰抜かしただけ
>
>夜中に声が聞こえた(=喋れる)のに、コックリさんに応じてわざわざ硬貨を動かしたってのは回りくどくないか
>夜中の喋り声と悪霊は別だろう
>

夜中の声ってなんだったん?って思うじゃん


俺聞いたことあるんだよね

26:深淵に巣食う名無し
お前の独り言だろ

27:深淵に巣食う名無し
>>25 第一村人発見!?

28:25
地元っていうか実家がそこでさ、今関西の大学行ってるから家離れてんだけど
で実家のピーちゃんが死んだんで3日間ぐらい帰省したわけよ
家に帰るのにその公園の脇を通らなきゃなんないんだけど

ちなみに俺はお祓いとか騒動があったのは知らなかった
ガキのころその公園で遊んだことはあった
遊具もパッとしないただの砂しきつめた広場だったからフットサルみたいなことしか出来なかったんだけど
べつに懐かしいとも何とも思わないが(実家出たのが今年の4月だったから郷愁0)まあなんとなく立ち寄ったわけだ

29:25
そしたら、新しく出来た神社?が立ってるのを見つけたんだ
一軒家の庭にあるような小さい稲荷神社みたいな大きさでさ、「ポタージュ神社」って書いてあって
となりの看板に「土地の悪霊を神様として祭る」みたいないわれが書いてあって
俺がガキの頃そんなん見た覚えなかったから
(ついでにそれが最近出来たものとも知らなかったから)
急に寒気がして怖くなったんだけど
でも「ポタージュ神社」って名前どう考えてもアホじゃん?
だから美大生の悪戯だろうなって思ったら全然怖くなくなったわけよ

30:深淵に巣食う名無し


31:深淵に巣食う名無し
美大生(笑)

32:25
これで終わる手短かに話す
俺が芸術系専攻してるんで訳わかんないものは全部美大生の仕業に見えるんだ


で、そのポタージュ神社に半信半疑というかほとんど冗談で、つーか美大生氏ね思いながらピーちゃんの冥福を祈ったんだよ
神社の前に両手合わせて、目つぶって、頭下げて
その時小さい声で「ピーちゃんあの世でも元気にやるんだよ」って独り言言っちゃったらしいんだ

そしたら後ろから聞こえたんだ。

裏声で






「 が ん ば る ピ ヨ 」

33:深淵に巣食う名無し
おい



おい

34:深淵に巣食う名無し
大変!>>32が息してない!

35:深淵に巣食う名無し
これだから美大生は

36:深淵に巣食う名無し
お前が口走ったに一票

37:深淵に巣食う名無し
これだから美大生は……

38:25
いやマジですすいません!
マジなんです!
振り返っても誰もいなかったんです!
遠くから叫んだとかじゃなくて、耳元とまではいかないけど背後1mぐらいから聞こえたんです!
美大生ですいません!

39:深淵に巣食う名無し
森へお帰り……それはポタージュ様とは別の変質者だよ

40:深淵に巣食う名無し
>>28
話ぶった切るけど俺も鳥飼っててさ
最初に飼ったセキセイインコがやっぱりピーちゃんって名前だった
うちのピーちゃんはとっくに死んじゃったけど
いったい日本にいるペットの鳥のどれぐらいがピーちゃんって名前なんだろうな
ポチとかタマとか滅多に聞かないけどピーちゃんは未だに多いよな
冥福を祈るよ

41:深淵に巣食う名無し
日本の鳥に対するピーちゃんの割合は気になる
うちのピーちゃんは怪我して保護したスズメだったよ

42:深淵に巣食う名無し
ピーちゃんとは何だったのか

43:25
>>40 ありがとう。ピーちゃん同士あの世で仲良くできるといいな

>>41 スズメか~野鳥は一回飼ってみたいな~かわいいよな~

>>42 ハリスホークだよ [画像検索]

44:深淵に巣食う名無し
>>40のピーちゃん八つ裂きにされちゃう!!!!!!!!!!111

45:深淵に巣食う名無し
ピーちゃんってレベルじゃねーぞ

46:深淵に巣食う名無し
ぽぽっ ぽぽっ ぽぽっ ぽぽっ ぽぽっ ぽぽっ ぽぽっ ぽぽっ ぽぽっ ぽぽっ ぽぽっ

47:K
1どこいった

48:Q
gdgd進行期待してたのに
現在ピーちゃん様が優勝

49:1
ポタージュ様考察スレ立ててきました。議論はそちらでドゾー

50:Q
>>1 お前はさっきからなんなんだよ。

51:1
ごはん買いに行ってました。
俺も雑談進行期待してたんだけどさ、ぐだぐだとおせんべい食べながら日ユ同祖論とか明晰夢とかをチョコでもつまみながら雑談したかったわけよ。日ユ同祖論とか日ユ同祖論とか。

52:深淵に巣食う名無し
>>51 ピザでも食ってろ<

53:1
なんかごめん(´・ω・`)

じゃあなんか一つ。まあこれぐらいの経験はみんなあると思うんだけど。
外の光とか眩しいものを見ると、半透明の小さな微生物みたいなものが、ふわーっと視界を漂うんだ。
あれは何か、目の表面(?)のゴミとかがアップで見えているらしいんだけど。
それがひどくなると飛蚊症っていうらしい。
とにかく程度の差はあれ誰でも起こる現象なんだ。
でも、ちっちゃいころの自分は、それが自分にしか見えていない特別な存在なんじゃないかって思っててさ。
飛蚊症とは離れるんだけど、ちょっとカーテンを開けた隙間から、部屋のなかのホコリが照らされて光の筋をえがくのも、
なんか奇跡的というか特別なことだと思ってたんだよね。
で、自分はその飛蚊症のゴミのことを、言葉を発さないけど見守っていてくれる妖精みたいなもんだと思ってて、
誰もいないときにそれに向かって色々話しかけていたわけだよ。
端から見たらキモい子供だっただろうなあって今なら思うけど。

別に俺の話に落ちがあるわけじゃないんだけど、そういう風に自分には特別だけど実際はたいしたことじゃない個人的な経験とかをぽつぽつ聞きたいなって思った ら、ピーちゃんスレになってたんで今戦いてる。
友だちんちのインコがやっぱりピーちゃんって名前だったな。
ハリスホークかっこいいね。鷹匠に使うタカじゃん。やっぱピーちゃんってレベルじゃねえな。ピー様だ。

54:深淵に巣食う名無し
じゃああまりにもタッチパネルや人感センサーや自動ドアに反応されない俺の話しようか?

55:深淵に巣食う名無し
>>54 あるある。比喩的な意味じゃなくて、存在感が薄いのかなって思ってしまう。
ドラえもんの石ころ帽子とかゼルダの石ころのお面みたいに、自分はここにいるんだけど周囲に認識されない状態って怖いよな。

56:深淵に巣食う名無し
>>55
この世の全員に(人間に限らず、動植物・機械も含め)見てみぬフリをされる状態?

57:深淵に巣食う名無し
石ころ帽子ではドラえもんも帽子かぶったのび太のことシカトしてた
ドラえもんの設計が人間に寄りすぎているのかただのポンコツなのか分からん
ゼルダは全部怖い
俺は人間をやめる

58:深淵に巣食う名無し
ドラえもんは寝る前に小便するし焼き芋は食べる前にオナラを済ませます

59:深淵に巣食う名無し
石ころ帽子をかぶった状態で死ぬとどうなるんだろう?
のび太は帽子状態で殴られそうになったり車に挽かれかけたり散々な目に遭って帽子外したけど、ということは帽子つけたまま死ぬ可能性だってあるよな
死体も認識されないとすると、例えば路上にずっと死体置きっぱなしになるのか
腐敗って腐敗菌による作用だろ?
その腐敗菌にも認識されなくて、野犬やカラスにも食われなかったら死体はずっとそこに残ってるのか?
乾燥・風化して、車に引かれたりなんなりして、ミイラ状になったのが粉々に朽ちていくんかな

60:深淵に巣食う名無し
>>59
帽子が風化して機能停止した途端にボロボロの死体出現したらめっちゃ怖い

61:深淵に巣食う名無し
あなたの後ろに・・・

62:深淵に巣食う名無し
一日一善RA

63:深淵に巣食う名無し
>>61 実は一番怖いのってそれなんだよな。ふと立ち止まっちゃう瞬間っつうか、見物人だったはずの自分が当事者になる可能性が1ミリでも湧くとこわくなる

64:深淵に巣食う名無し
自分は存在するって自分のなかで考えられるんであれば
誰に証明されずとも自分は存在していることになるんじゃないか?
それこそ我思うゆえに我ありで

65:1
そうそうこういうことをミルクティーでも呑みながらまったり話したかったんですよ~
みなさんありがとうございます

66:深淵に巣食う名無し
だから1は何なんだよ

67:深淵に巣食う名無し
朝まで徹底議論! >>1vs本気のピーちゃん様

68:深淵に巣食う名無し
そこには見るも無惨な映像が

69:1
>>67-68 やめてくださいしんでしまいますwwww

70:深淵に巣食う名無し
>>64
自分が自分のこと存在してると認知することと、社会的に他人から認識されるのとでは次元が違う
ここで問題にしてるのは他人から見た時の方

で、他人から見られてるかどうかは自分じゃ確かめられない

たとえば>>64が見てるこの文章は、64にとっては存在して見える、でも他の奴には見えていないかもしれない
お前の見てる世界と他の奴が見てる世界はかみ合っていないかもしれない
■□←どっちが「黒色」に見える?
色盲検査がなかったら、一生色盲だって気づかないかもしれないだろ
個人レベルで言ったら全員見えてる色が違ってもおかしくない、誰も確かめられないから

71:深淵に巣食う名無し
自分が見てる世界が全部お膳立てされてるんじゃいかとは思ったことある
MMORPGのNPCみたいな、周りには見えているけど自分では自分のことを知覚していない抜け殻みたいなのが人口のほとんどを占めてるんじゃないか
みんなモブに見えてしまう
脇役とか目立たないとかそういうなまぬるい意味じゃなくて、本当にプログラミングにそって動いているだけのただの風景、文字通り作られたNPC

72:深淵に巣食う名無し
逆に、自分がNPCである可能性を考えたことは?

73:深淵に巣食う名無し
>>72
FF10とか? 主人公は生身の人間じゃなくて、その世界の過去の栄華をもとに作られた仮想現実存在だった

74:深淵に巣食う名無し
それひどくなると統合失調症とか離人症って呼ばれる

>>73 主人公に親父がいるんだから夢の世界でも歴史と時間経過があるんだろう
男女のギシアンで子供が生まれて、赤ん坊から段階をおって成長していくんだとしたら、それは生身の人間とどこが変わらないんだ?
主人公だって自分が作られた存在だと思ってなかったんだし

75:深淵に巣食う名無し
あれは究極の幻想だからここの例えには適してないと思われ
そもそも人間の成り立ち方が現実と違う

「自分がNPC」であることの例だったら、決定論とか、
ターミネーターとか、水槽の脳

76:K
>>71
「哲学的ゾンビ」

流行に踊らされるバカっていう意味じゃなくて、
本当に何も考えていないスッカラカンの人間ってたまにいるよな

77:深淵に巣食う名無し
>>76 池沼?

78:K
>>77
発達障害ではない
生気が感じられない
無関心

「哲学的ゾンビ」が見かけは意志を持った人間に見えるのとは逆に、
中身(クオリア)のなさを明るみに出しているタイプ
そういう奴らって経済活動には困らないだろうけど、日常生活、交際関係に困るんじゃないか
一般常識があってもチームワークがないから

79:深淵に巣食う名無し
>>78 お前ら


80:深淵に巣食う名無し
他人に媚びるよりも個人個人勝手に過ごす世界の方が絶対いい
なんて言ったら中二判定されるが

81:深淵に巣食う名無し
人類って群れでサバイバルする方に進化してきた生物だろ?
個体の自由に重きを置くのは、人類という生物にとっては不自然なんじゃないか
それとももう進化の潮時なのか?

82:ピーちゃんの飼い主
>>70 見える見えないで思い出したんだけど、渡り鳥には地球の磁場が見えてるらしいよ

83:深淵に巣食う名無し
ピーちゃん「――見えた(キッ)」

84:ピーちゃんの飼い主
>>83 ピーちゃんは渡り鳥じゃないww
でも猛禽類は人間の8倍の視力らしい

85:深淵に巣食う名無し
>>84 視力8.0ってどういうことなの…

虫は紫外線見えるんだっけ?
それに合わせて花も花びらの色を変えたりしてるとか

86:深淵に巣食う名無し
・存在しない
・あるけど絶対に認識出来ない

どう違うん

87:深淵に巣食う名無し
>>86 どっちも「存在しない」

88:深淵に巣食う名無し
不透明な会話

89:深淵に巣食う名無し
>>87
素粒子や元素記号みたいに、理論上は存在しているがいまだに発見されていないものはどうなるんだ?

90:深淵に巣食う名無し
証明と発見を同一視するのか?

91:深淵に巣食う名無し
>>90ちょっと何言ってんのかわかんない

92:深淵に巣食う名無し
肉眼で観測できないものまで例えに含むと手に負えなくなるだろ。
まず範囲をニュートン力学に限ること。
そうすれば、見える⇔見えないの二択に限られる。
あくまで今問題にしてるのは人間のクオリア。

93:深淵に巣食う名無し
>>92クオリア見えねえじゃん

94:深淵に巣食う名無し
アホくさ
全部チラシの裏に書けよ

95:深淵に巣食う名無し
じゃあ何だったら書いていいんだ?
お前は世の中にあるもの全部が有用だと思ってんのか?

96:深淵に巣食う名無し
事実そうだろ、どれをとってもうんざりするほど無価値だ

97:深淵に巣食うピーちゃん
100ならピーちゃんフェニックス化

98:深淵に巣食う名無し
100ならピーちゃん神社建立

99:1
でも俺はそういうチラ裏なものを集めて編纂して大長編にしたいんです。

100:深淵に巣食う名無し
100なら>>1とフェニックスの死闘開始

 

[書き込みが100を越えました
新しいスレッドを建ててください(・e・)]

広告 (SPONSORED LINK)

PAGE TOP