毎月1回の「今月の活動まとめ」のブログ更新です。
『Drive to Pluto』シリーズのキャラクター立ち絵をようやく仕上げました。
- 『Drive to Pluto』シリーズ 登場人物紹介更新
- ギターを弾きに出掛ける
- 読書、生活
いままでの活動報告はタグ: 今月の活動報告 をご覧ください。
このブログ記事は毎月1回更新している、山川夜高の当月の活動内容をまとめた記事です。
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作品
『Drive to Pluto』シリーズ キャラクター立ち絵+設定
小説作中 架空のロックバンド紹介
2,3年放置していた、『Drive to Pluto』シリーズのキャラクター立ち絵をようやく描きました。
描きかけで放置している間に『ファング』を書いたため、下書きよりキャラクターが増えました。こんなになるまで放置して……。
靴の描写にこだわりました。同じ革靴のカテゴリーだとしても、ピカピカには磨かずにカジュアルに仕上げている人、ピカピカに磨いている人、古着屋によく置いてある飴色に変色した革靴を履く人の違いや、靴ひものある靴・ない靴、色々あります。そういう小物からも言外のキャラクターの性癖(誤用ではない)が伝わればと思って描いています。そういう風に絵から読み解けるちょっとした差異が、小説を読むうえでの副読本のようになればいいなと思います。
もちろん、よかったら小説もお読みください。そのために描いた絵です!
記事 小説作中 架空のロックバンド紹介 には、このキャラクターを知るにはこの小説を読むのがオススメ、といった紹介リンクも配置しています。
余談ですが、SNS投稿に対してリノート(回覧)先の海外のユーザーから「このネコちゃんはバンドでどういう役割なんですか?(大意)」と問い合わせリプライが来て面白かったです。受付嬢です。名前は松田くん(松田はよくある苗字、くんはMister)だけどレディーです。と返事しました。
海の日:カシマ
カシマ(環-Tamaki-) 小説『シンガロン[DEMO ver.]』登場人物
1.5時間ぐらいの早書き。時間をかけたらもっと詰められたけど、海の日によせて描いたので当日中に仕上げたく、さっと仕上げました。
上述 小説作中 架空のロックバンド紹介 のとおり、描かれているのは長野県出身の人物です。
らくがき 聖
聖(Drive to Pluto) 小説『Drive to Pluto』登場人物
リソグラフ風の色数を絞った表現に味をしめています。しめしめ
ねずみちゃん
シリーズ:セッションねずみ
イタリさんがベースを弾いているのをいいことに、連れ出してセッションしています。
前回のスタジオセッション(5月)と同様に、ベースを弾いているのはドーちゃん(イタリさん作成のUTAU音源のキャラクター)です。
ちなみにスタジオに持ち出しているのは青テレ(momose)ですが、SNSアイコンや絵は黄色テレ(フェンジャパ)で描いています。黄色の方がイラストで見栄えするからです。でもだんだん青テレになるかもしれません。
絵日記(イタリさん作成)
山川の挙動に対するイタリさんの日記も紹介します。
アブダクション(山川)
イタリさんのフォロワーからは「ドーちゃんを誘拐してベースを弾かせるねずみ」だと思われてそうです。多分こういうイメージ。
分版イメージ(イタリさん作成)
アブダクションの絵をイタリさんが分版シミュレーションしてくれました。リソグラフ4色の想定です。かわいい……
誘拐後(イタリさん作成)
ねずみちゃんのUFOは軽自動車ぐらいの広さしかないから4人(あにまる2匹+ギター1台+ベース1台)乗せたらぎゅうぎゅう詰めになりそう、と言ってたら描いてくださりました。
サンリオライクなポップな雰囲気でかわいいです。ありがとうございます!
日常のねずみちゃん
散髪
ねずみちゃんの設定はその場その場で考えているので、適当にさまざまな設定が生えます。
チョコミント
「特技:歯みがき」の詳細:「チョコミントなんて歯みがき粉の味じゃんw」とか言う輩の口の中にねずみの小柄な体躯を活かして潜り込み、強制的に歯みがき粉を味わわせる
頂いたファンアート紹介
先程の「シリーズ:セッションねずみ」でイタリさんにたくさん描いていただきました。ありがとうございます!
tmyさんから:ねずみちゃん
tmyさんから、青テレを弾いてるねずみちゃんを描いて頂きました。
白玉やメークインのようなもちもち感で so cute です。ありがとうございます!
tmycatちゃんも、いつかセッションしましょうね……!
イベント参加
次回イベント参加予定
以下は2026年秋〜2027年年始の参加予定のイベントのリストです。
10/4(日):第13回TAMAコミ
東京都八王子市 東京たま未来メッセ
10/19(月)〜10/20(火):海底遊覧巡回録
オンラインイベント
10/31(土)〜11/01(日):紙本祭8|オリジナル紙の本&紙ものマーケット
オンラインイベント
11/8(日):文学フリマ東京43
東京都江東区 東京ビッグサイト(抽選結果待ち)
12/13(日):COMITIA158
東京都江東区 東京ビッグサイト ※検討中・未定です
1/17(日):文学フリマ京都11
京都府京都市 京都市勧業館「みやこめっせ」 1F 第二展示場・3F 第三展示場
※検討中・未定です
作品通販
在庫があるときは、通販でも作品を販売しています。
気になる作品がありましたら、ぜひ通販をご利用ください。
片方のストアに在庫がない場合は、もう一方のストアのご利用をご検討ください。
通販サイト
架空ストア
ユーザー登録不要
『ねずみちゃん式 八王子MAP』は架空ストア専売の作品です。
BOOTH
pixivのユーザー登録が必要です
※徐々にストア規模を縮小しています。在庫切れの作品は架空ストアをご覧ください。
日記
マインスイーパーしてる
14種類のマインスイーパーバリエーション(14 Minesweeper Variants) というSteamのゲームを遊んでいます。(珍しく! MacOSで遊べるゲームです!)
これは運要素のないマインスイーパーで、すべて理詰めで必ず解ける問題が出題されます。
さらに、マインスイーパーに追加ルールを加えた「味変」のゲームも遊べます。タイトルには「14種類」とありますが、アップデートでルールが追加され、タイトル詐欺になったそうです。
これら追加ルールがむずかしく、条件分岐や背理法その他を使わないと解けないため、ゲーム内にお絵描きモードが内蔵されており、盤面にメモを取りながらパズルを解くことができます。
ということは、私にお絵描きモードを渡すと、こうなります。
絵茶ちゃうねんぞ
ときどき、友人のDiscordサーバーや、私のDiscordサーバー「喫茶マウンテンリバー」で実況しています。
ねずみちゃんが爆発するところ見てて……
ギター弾いてる
7月はたまたま週1ペースで誰かとのセッションに参加していました。偶然にも全ての場所で The Chicken をやりました。
1回目がギターの友人とのギターデュオ、2回目がイタリさんとのギター/ベースデュオ、3回目がギター教室でのミニライブで先生とギターデュオ、4回目がプロドラマーが主催しているセッション(キーボードやホーンもありのバンド編成)への参加でした。
昨年10月から通い始めたギター教室の話は、昨年12月のブログ記事 ギターの弾けない小説・絵書き、才能を求めて「十字路」してきた をご覧ください(すっごく長い話です)
Discordサーバー「喫茶マウンテンリバー」に練習や本番の録音をときどき掲載しています。「喫茶マウンテンリバー」は、友人またはSNSで相互フォロー関係などの既知の方に招待しています。気になる方は個別にお問い合わせください。
外に出て人と演奏し、さまざまなことを試すのは大事だなと思いました。これまでデュオでのセッションしか経験がなかったため、特に月末のバンド編成でのセッションはとても刺激になり、まだまだだな〜頑張らないとな〜と更に気を引き締めつつ、これからどういうことをしていこうかと改めて考えたり、とてもいい刺激を得ました。
もし、同じ志のもとに楽しく集う間柄であれば、そこに反りが合わないような人がいたとしてもなお、人に出会うのは楽しいです。SNSでは嫌な奴がいたら無言のブロックやミュートで遠ざけるのが正解ですが、そういう人付き合いの仕方はこの10年以内に発明された振る舞いにすぎません。対面の関係では「この話題は気にくわないが、別の点では尊敬できる」「この人にはこの人なりの文脈があり、この場では私の方が新参者だ」などを考慮します。
高等教育機関やSNSでは、特定のトピックに興味をもつ人しか集まるので、結果的にイデオロギーや立場(何らかのマイノリティであるとか)も似た人が集いやすくなります。ギター教室やセッションの会場は、(公立の初等教育機関のように)近所に住んでいるという共通点しか持たない「偶然の寄せ集め」になります。こうやって、イデオロギーや立場の枠組みを出て色々な人と知り合えるようになったのは、ギターを弾くようになって得た思わぬ副産物でした。
イデオロギーや立場の枠組みを出て色々な人と話しに行くことが、自分にとっての政治活動にあたります。日常をそういう意識で生活しています。この話はまたのちの段で。
読書
『トンデモ学説をぶった斬ったら比較言語学の入門書になった件』
『トンデモ学説をぶった斬ったら比較言語学の入門書になった件――激論十番勝負』 大山祐亮 著, 晶文社
タイトル・文体・本文組版・装丁はポップすぎるきらいもあるけれど、そのポップさによって読者が増えたらいいなと思う本。
内容は真剣に人文学の行方を憂う本で、「こうだったらいいなという結論ありきで論を組み立てるな」「研究には夢やロマンの介在余地はない」「わからないことはわからないと認めよ」などの教訓を淡々と説く。これらは比較言語学に限らず、さまざまなトンデモ学説を見分けるコツになりそうだ。本来はシカトで良いはずのトンデモを無視できないという状況は、望月昭秀 編『土偶を読むを読む』(文学通信)にも共通している。(ちなみに、本書『トンデモ学説を〜』は、問題の『土偶を読む』の方の編集者が担当している)
自然科学や形式科学と異なる人文学の原理についても考えさせられた。古代を探求する人文学では、参照できる資料が尽きて「これ以上はわからない」が最終結論になったり、研究対象が尽きて学問が終わりを迎える状況がいつか訪れる。学問においてそのような「店じまい」の状況が訪れることをこれまで想像できなかったため、その点の示唆も読むことができて良かった。
研究がトンデモに至る経緯は、視野狭窄、学会内の政治ゲーム、(しばし陰謀論へ発展する)アカデミズムへの反発だけでなく、民族主義・ナショナリズムも十分動機になる(例:印欧語族の祖と仮定された「アーリア人」概念)。やっぱナショナリズムは諸悪の根源。
装丁・組版については、おもしろいところをデカ文字で組むところや、本文の節々に往年のテキストサイトを非常に感じた。組版も最近流行りのかんじの余白取り。本文中のノンブルが頻繁に表に潰されるのは正直なところ、それやっていいんだ?(可読性の点からは反則スレスレではないか)と思った。というわけで私みたいに保守的なデザイナーは ん? と思っちゃうかも。表紙の二色刷りのグラフィックは良いな〜と思う。
これまで親しみのなかった比較言語学に触れられて、また比較言語学を通じて他の学問分野にも想像が及び、とても面白かった。『土偶を読むを読む』が面白かった人はこちらもぜひ。
……つまり、古代日本の大和朝廷は奈良県ではなく、神奈川県町田市にあったんですよ……(?)
(出典元:Amazon商品『日本書紀 5冊 (岩波文庫)』の商品レビュー(要Amazonへのログイン))
『くらしのアナキズム』
『くらしのアナキズム』 松村圭一郎 著, ミシマ社
人文学の視点から国家/アナキズムを考察する入門書というか提案書。結論は非常に歯切れが悪く、そして私のいまの考えも同様に歯切れが悪くて煮え切らない。
熊本市出身の著者は2016年の熊本地震で生家が倒壊している。2016年熊本地震の経験や人類学の研究事例を通じて、災害やパンデミックなどの有事に対応できず、平時の貧困などの問題にも「無能で無力」(p.151)な国家の政権にすべてを委ねることをやめ、国家をあてにしない=アナキズムをはじめるための考え方を提示する本。
(そう言うと、生活のさまざまな問題を自助に任せようとする現政権の思う壺だという批判が来そうだが、それに対する反論はp.222「よりよきに向けて抵抗する」の段に書かれている。)
この国では連日、現政権への反対デモが行われている(デモカレンダー)。現政権は頼りにならないうえにろくなことをせず、日々最低を更新している状態だと私は思う。だからデモに足を運ぶ人たちが現政権へ抱く危惧に私は賛同している。けれど、政権への不賛成を示す方法がデモと普通選挙だけでいいんだろうか? という疑問があった。
(ひとつは「デモ活動には効果がないのではないか?」という疑問だ。この点はソルニットの『暗闇のなかの希望 増補改訂版』をいずれ読みたい。)
結局のところ、そもそも「多数決制度による民主主義」システム自体に問題があるのではないだろうか。選挙で政治家を選ぶことや、投票をすることは、あまたの意見のあいだにあったはずのグラデーションや迷いや揺らぎを「賛成」または「反対」の狭い2択に押し込めて、数で反対意見を封殺することだ。だから多数決による決議は数の暴力で相手を言い負かすことになり、どんな結果でも必ず遺恨を生む。
多数決民主主義には、人間が一貫した意見をもうという前提がある。でも人の意見を聞いて「それもありかも」と思ったり、気持ちが揺れ動いたりすることはよくある。(中略)そこで採決をとって、一時的で仮の「意見」を固定化し、多数派の意見だけをもとに物事を進めることには、無理があるのだ。
『くらしのアナキズム』p.200
頼んでもいない法案が数の暴力で可決されたり、政府のやることなすこと生活者にとっては的外れだったり頼りない現状である現在、投票やデモには対処療法としての効果(数には数で対抗する)があるかもしれない。そこへ足を運ぶ方々へ私は敬意を払う。けれど、投票やデモだけが政治活動ではないと思う。
手厳しい言い方になるが、いま我々はまず「敗北」を認めるときではないだろうか。我々ただの生活者(国民でも市民でもなく、ただ生きているだけの生活者)は政治に舐められていて、我々の生活から政治が遠ざけられている。そして我々の方も、政治への参加方法を多数決民主主義(選挙やデモへの参加のように数に頼る方法)以外に知らない。そもそも我々が最上のものだと信じていた民主主義というシステムが、数の暴力による分断を生む原因となっている。そのような我々生活者の敗北と民主主義システムの敗北をまず認めて、そこから本当に幸せな生活のために、これから歩むべき道を探る時ではないだろうか。
こんなことを書いたら「目の前で今起こっていることに声を上げないことは即ち黙認だ」と怒られそうだが、それでも私は「直ちに声を上げる以外にもすべきことがある」と思っている。SNSで意見を直ちに表明することも「数」に動員されることだと私は思う。そして私は、もう10年を越えてしまったSNS経験から、「直ちに意見を表明すること」や「数に動員されること」が本当にいやになってしまった(何もかも伝達が早すぎるのがいけない)。時局にリアルタイムで一喜一憂する必要は本当はないのだ。だから私は何か思うところがあっても、直ちにSNSに書いたりせず、時間をかけて考えるように心がけている。SNSがこの世の全てではない。SNSで表明する以外の不言実行の方法はある。
で……、数に動員されない方法・多数決民主主義ではない方法で「無能で無力」(p.151)な国家の政権をあてにせず生活をやっていく具体的な方法について、この本でも結論は明らかにならないし、私も分からない。すくなくとも、先人に学び、考えを蓄え、さまざまな人に会いに行くことは、社会貢献や政治参加として間違ってなさそうなので、このまま続けていくことにする。あるいはこのブログ記事のように、「直ちに」伝わらない「遅い」文章を書くこと。
こんなブログの端まで読んでくれる、途方に暮れた人に薦めたい本。私の友達はぜひ読んでください。
追記:このブログを書いている7月28日現在、熊本県で震度7の地震が発生した。『くらしのアナキズム』内に著者の2016年の被災時の様子のレポートが書かれており、ふたたびの大災害に見舞われたことをいっそう痛ましく思う。被害に遭われた方へ一刻も早く安寧と幸福が訪れることを祈ります。
「ふるさと納税」制度を通じて被災地への寄付ができるそうだ。(総務省 自治税務局「あなたの『ふるさと納税』が被災者支援に活かされます!」)
自治体や認定NPOへの寄付は確定申告などの手続きを経れば控除の対象になる。ただ生きてるだけで金をむしり取る税金泥棒の国家に対して、自分で税金の使われる先を選べる寄付は、本書の「アナキズム」の姿勢に通じるだろう。
それから、「寄付した・してない」などの報告はどこにも書かなくていい。善行は誇示する必要がないし、他者に施しを与えられないことを公開する必要もない。なにもかもつまびらかにする必要はなく、あいまいさを残すことも、私たちの円満な生活・社会には必要なはずだ。
今月の数曲
ギター教室で、教養ですよとオススメされたスティーブ・ヴァイを聴いてました。(自分の知識は歯抜けで、通っていない基礎教養がたくさんあります)
上記に紹介したアルバム『Sex & Religion』はバンド編成で、歌もので聴きやすいアルバムです。でも所々に異様さが滲んでいて良いです。
1st『Flex-Able』はひとによっては拒絶反応が出るタイプの音楽ですが、私はイケるクチです。
聴きました、良かったです! ってセッションのあとの飲み会で言ったら、かってえ握手を交わされました。
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![絵:砂浜を遠くから眺めるカシマの背中(小説『シンガロン[DEMO ver.]』登場人物)](https://libsy.net/wp-content/uploads/2026/07/20260720_kashima_1024_s-640x640.webp)
